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2017年7月11日 (火)

感想戦

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(琵琶)

大盤解説会場で振り返る

終局直後のインタビューが終わると、両対局者は多くのファンが待つ大盤解説会場に移動しました。立会人の石田九段と副立会人の飯島七段とともに勝敗を分けた局面を検討しました。

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(琵琶)

終局直後

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■羽生善治棋聖
--本局に勝ちまして10連覇を達成しました。感想はいかがでしょう。
羽生 まだ終わったばかりなので、あまり実感はわかないのですが、結果が出せてよかったなと思っています。
--3期連続での20代の挑戦を受けてきたわけですが、3回目の挑戦を跳ねのけたことに関して。まだまだ若い棋士には渡せないという考えはありますか。
羽生 非常に強くて勢いのある若手の人たちがたくさん出てきているので、非常に大きな刺激になっています。自分自身の将棋も新しい感覚を取り入れながらやっていけたらと最近思っています。
--今回の棋聖の防衛でタイトル通算98期、前人未到の100期が視野に入ってきたと思いますが、意気込みはいかがでしょう。
羽生 現在、他のタイトル戦が進行中ということもあるので、気力を充実させて前に向かっていけたらいいなと思っています。
--来期の棋聖戦に向けての意気込みは。
羽生 (少し戸惑いながらも)先の話ではありますけど、いいコンディションで臨めるように準備していきたいと思います。

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■斎藤慎太郎七段
--本局を振り返っていかがでしょうか。
斎藤 割と早い段階で悪くしてしまったような気が。いままでの4局の中でもずっと苦しかったと思います。
--タイトル初挑戦という中で初勝利も挙げました。タイトル戦そのものを振り返って、得られたものはありましたか。
斎藤 やはりタイトル戦は和服での対局ということで、やはり緊張感もありましたし、集中力を保てたかなということは収穫といいますか、次のチャンスがあれば今回の経験を生かしたいなと思っております。

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(琵琶)

羽生棋聖が10連覇

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第88期棋聖戦五番勝負第4局は、127手で羽生棋聖が勝ちました。終局時刻は19時23分。消費時間は、▲羽生3時間59分、△斎藤3時間59分。

羽生棋聖はシリーズ成績を3勝1敗とし、棋聖防衛を決めています。棋聖10連覇を達成です。獲得数は、大山康晴永世棋聖、中原誠永世棋聖に並び、16期で歴代1位タイになりました。

(紋蛇)

徹底防戦の挑戦者

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19時15分、挑戦者の斎藤七段が徹底防戦の構えで懸命の粘りを見せています。果たして逆転につながるのでしょうか。羽生棋聖も一分将棋だけに気の抜けない展開が続きます。

(琵琶)

両者一分将棋に

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18時57分、この局面で両者一分将棋になりました。形勢は依然として先手の羽生棋聖が優勢のようです。

(琵琶)

斎藤七段が一分将棋に

斎藤七段が一分将棋になりました。対して羽生棋聖の残りは7分です。形勢は先手の羽生棋聖が優勢と見られています。しかし、斎藤七段の懸命の粘りも見ごたえがあります。

(琵琶)

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