―― 本局を振り返ると。
豊島 かなり自玉が危険な将棋になって、ずっとよくわからないまま、指していました。
―― 終盤まで、拮抗していたと思うのですが、どのあたりでいけると感じましたか。
豊島 ▲3八銀(63手目)と1枚使わせることができたので、何か勝てる順があるのではないかと思っていました。
―― 棋聖戦に関しては2度目のタイトル戦になります。意気込みをお願いします。
豊島 しっかり準備して、自分の力を出しきれるように頑張りたいと思います。
―― 本局を振り返っていかがでしたか。
三浦 最後、自玉が思った以上に危険だったので、よくわからないですね。何かあったかもしれません。
―― 午前中は積極的にいっていましたが、先手番になったら、こういった戦いにしようというのはありましたか。
三浦 事前は後手番になったときのことを重点的に考えていたので。本局は先手になったので、攻めていきたいと思っていました。
(吟)

挑戦者決定戦は豊島将之八段が勝って羽生善治棋聖への挑戦権を獲得しました。終局時刻は19時33分。消費時間は、▲三浦3時間59分、△豊島3時間57分。五番勝負第1局は6月6日(水)兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で開幕します。
(八雲)

図は▲3八銀と打って、後手の飛車の横利きを止めた局面。次は▲2七歩と打って、▲3九金で飛車を捕まえる手がある。▲3八銀には△2四飛成や△2五飛成が考えられ、長期戦の様相だが、長くなれば後手が指せると見られている。
(吟)