図は11時20分ごろの局面。深浦九段に対局者と本局の印象について聞きました。
――藤井棋聖について。
山崎八段と藤井棋聖は、将棋の質が真逆です。藤井棋聖もまだはかりかねている部分もあると思いますが、藤井棋聖のことですから、これまでとは違うものが吸収できると、前向きに考えられているのではないかなと思います。
――山崎八段について。
前夜祭で「挑戦者になってしまった」と山崎調のあいさつをされていましたが、昨日今日と山崎八段を見ていて、このシリーズにかける並々ならぬ気迫、強い思いを感じました。
――序盤の流れについて。
思ったよりも穏やかに進行しています。山崎八段は2筋の歩を切ることもできましたが、あえて見送りました。歩を手持ちにしたほうが指し手の選択肢が広がるのですが、本譜は狭いほうへ、狭いほうへと進んでいるようにも見えます。先手のよさをどう出していくか、現時点でははっきりとわかりません。山崎さんの構想に注目です。先手の戦略としては、指し手の可能性が多い局面で、うまく後手に手を渡したいです。藤井棋聖も手探りで指しているとは思いますが、自然な手を積み重ねている印象です。普段通りの藤井棋聖です。
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三日月グループのホテルは、ほかにもタイトル戦を開催しています。「ダナン三日月」(ベトナム)は前期第1局の開催地でした。「日光きぬ川ホテル三日月」は近年、棋王戦の開催地に選ばれています。
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