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2019年7月 9日 (火)

対局開始前の様子

Img_5171 渡辺二冠が先に入室。8時45分頃だった。

Img_5172 1分ほどして豊島棋聖も入室した。

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(八雲)

対局日の朝

おはようございます。
現地、新潟市西蒲区の天候は曇り。雨の心配はほぼないようです。最高気温は27度と予想されています。風も弱く穏やかな一日となりそうです。

【スケジュール】
9:00      対局開始
10:00     午前のおやつ
12:00~13:00 昼食休憩
14:30     現地大盤解説会開始
15:00     午後のおやつ

Img_5126 高島屋の庭から望む空模様。

(八雲)

2019年7月 8日 (月)

ライブ中継情報

本局はニコニコ生放送とAbemaTVでライブ中継が行われます。

【ニコニコ生放送】
将棋 第90期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第4局 豊島将之棋聖 vs 渡辺明二冠
https://live.nicovideo.jp/gate/lv320646118
解説:増田康宏六段 聞き手:安食総子女流初段

【AbemaTV】
第90期 ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第四局 豊島将之棋聖 対 渡辺明二冠
放送ページ:https://abema.tv/now-on-air/shogi
番組詳細:https://abema.tv/channels/shogi/slots/EpE9w1KgfYwXJF
解説:稲葉陽八段、青嶋未来五段
聞き手:本田小百合女流三段、千葉涼子女流四段

(八雲)

前夜祭(4)

【明日のみどころ】

Img_5063 立会人の田中寅彦九段、副立会・大盤解説者の佐々木勇気七段、大盤解説聞き手の貞升南女流初段が明日の展望を語った。

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田中「4年前にも立会人を務めました。同じような顔ぶれもいらっしゃいますし、違う方もいらっしゃる。ありがとうございます。私も1回だけ棋聖を取っていますが、残念ながら高島屋では対局がなかったので、立会人としてうかがっています。今回の二人の勝負は三冠と二冠の対戦。最高の勝負です。最高レベルの対戦を堪能いただきたい。豊島棋聖はカド番ですが、それと関係なく、最高のものを出し切ると思います。その勝負を楽しんでいただけたらと思います」

Img_5094佐々木「大盤解説を務めますが、田中先生がいらっしゃるので安心です。棋聖を取られたということですが、南(芳一)棋聖に挑戦されて、1勝2敗から巻き返したんですね。大きな一番を戦った当時のお気持ちを教えていただけたらと思います」
田中「よく覚えています。当時、私は思い上がっている人間ですから、世界でいちばん強いと思っていました。負けた将棋は自分がミスったから。ミスらなければ勝てると思っていて、それだけの努力したつもりでもありました。普通にやれば勝てる。おそらく、豊島さんも同じように思っているんじゃないかな。自信のない人は、こういうところにこられないですから。
佐々木「豊島棋聖は追い込まれて、渡辺二冠が追い詰めていますが、どちらにプレッシャーがかかっていると思いますか」
田中「あの二人はプレッシャーをコントロールできています。そうでないと、タイトル取れません。佐々木さんはもう、それができかけていると思います。私が思うに、いちばんの敵は自分自身。絶対自分が間違う。自分に勝てる人間が強い」
佐々木「星は渡辺二冠がリードしているけど、あまり関係ないと」
田中「渡辺さんは頭からなくなっていると思います。そうでないと永世称号を取れないと思います」
佐々木「深い話を聞かせていただきました」

Img_5104貞升「戦型はいかがでしょうか」
田中「先手が豊島さんですよね。いつもやっているのは角換わり。それを目指すと思います。渡辺さんは作戦家で頭がいい。とても準備がうまい。何か温めているものがあると思います」
佐々木「現在は先手番が大きい。先手番は勝ちたいというのがあって、後手番はついていく。そういう意味では先手の豊島棋聖がやや優勢に持っていくのではないかと思います」
田中「渡辺二冠はいろんな豊島流を予期して、反撃を用意していると思う。それが楽しみでしょうがない」
佐々木「角換わりといっても広いですが、それに適応するのが渡辺二冠の深さ。そのあたりが見どころです。間違いなく最新形で研究がぶつかって、のちのちの定跡になると思います」

以上で本日のブログ更新を終了いたします。
対局は明日9時開始です。どうぞお楽しみに。

(書き起こし=銀杏)
(八雲)

前夜祭(3)

【花束贈呈】

Img_5001 プレゼンターは女将の高島基子さん(右)と、その娘さんが務めた。

【対局者決意表明】

Img_5026 豊島将之棋聖。
「高島屋さまにくるのは3回目で、すべて棋聖戦の対局です。高島屋さまは「名局の宿」ということで、数々の名勝負が行われた場所で明日対局できることを光栄に思っています。シリーズは自分から見て1勝2敗という厳しい状況ですが、五番勝負を楽しみにされている方がたくさんいらっしゃると思いますので、第4局を全力で戦って、最終局につなげられるように頑張っていけたらと思います」

Img_5046 挑戦者・渡辺明二冠。
「私が高島屋に来るのは、第84期以来で6期ぶりになります。だいぶ間が空いていましたので、久しぶりにきまして館内をぐるっと回って、こういう場所だったなと非常に懐かしく感じています。前回は対戦して敗れてしまったのですが、また対局者として戻ってこられて大変うれしく思います。
原田先生ゆかりの宿であり、『名局の宿』としてファンの間でも有名な対局場ですが、今回の棋聖戦では、非常に反響の大きい番勝負ですので、これまでの3局にまさるとも劣らない将棋を指せたらと思っています」

(書き起こし=銀杏)
(八雲)

前夜祭(2)

【乾杯】

Img_4953 高島悟・岩室温泉自治会長。

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【料理】
料亭の宿として名高い高島屋のお料理の一部を紹介します。

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(八雲)

前夜祭(1)

18時より盛大な前夜祭が開催されました。

【両対局者入場】

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【歓迎の挨拶】

Img_4893 鈴木 浩行・新潟市西蒲区長。
「豊島棋聖は昨年も熱戦を繰り広げてられまして、今年もこうしてお迎えられてうれしく思います。
渡辺二冠が2勝1敗で初の棋聖に王手をかけています。緊張感ある一番になるとワクワクしておりますが、今日は前夜祭ですのでゆったりしていただき、西蒲区のおいしい料理に岩室温泉につかって英気を養っていただいて、明日名勝負を繰り広げていただけたらと思います」

Img_4915 鈴木 力・燕市長。
「元日本将棋連盟会長の原田泰夫九段が燕市の出身で、名誉市民になられています。原田九段は高島屋を「名局の宿」と名付けられ、棋聖戦の立会人も多く務められました。そうしたご縁や私が将棋を好きでして、毎年前夜祭の誘いを受けているということです。実力者二人が対戦するということで、「名局の宿」で歴史に残るような名局を残されることを期待しています」

【主催者挨拶】

Img_4928 堀 晃和・産経新聞東京本社文化部長。
「私は第2局以降、主催者としてあいさつしていますが、高島屋はリラックスできます。といいますのは、私の初任地が新潟支局で、そのころから高島屋でお世話になっているからです。
高島屋は1983年に初めて棋聖戦のタイトル戦を行い、対局のないときもありましたが、現在まで続いています。これだけ続いている対局場はなかなかありません。
もう一つ、新潟と棋聖戦は縁がありまして、先ほど原田泰夫九段の話が出ましたが、1961年に日本将棋連盟の会長になられ、その翌年から棋聖戦が始まっております。当時の原田九段の尽力があって、棋聖戦が始まったということです」

Img_4941 森下 卓・日本将棋連盟常務理事。
「先ほど、堀部長とお話ししていたのですが、デジャブのように1年過ぎたと思っていました。私にとってはあっという間の1年でしたが、豊島棋聖は昨年のいまごろ、当時の羽生棋聖に挑戦してまだ無冠でしたが、そこから1年で三冠獲得してうらやましいものと思います。いまから29年前の1990年度に、当時18歳の屋敷伸之棋聖に24歳の私が棋聖戦で挑戦しまして、敗れてしまいましたが、こちらでも対局をしました。明日の対局は全国のファンが見守っております。お二人が素晴らしい名局、激闘を見せてくださることを期待しています」

(書き起こし=銀杏)
(八雲)

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