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第96期棋聖戦五番勝負第2局

2025年6月18日 (水)

昼食休憩

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ヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負第2局▲藤井聡太棋聖-△杉本和陽六段は51手目▲9四歩の局面で正午からの昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井1時間30分、△杉本1時間1分(持ち時間各4時間)。対局は13時に再開します。

(翔)

11時40分頃の控室

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(誰もいない控室)

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(控室から見える風景)

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(小林健二九段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段がABEMAに出演中)

(翔)

前例を離れる

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上図までは公式戦で指された前例がありましたが、ここで藤井棋聖は▲6八銀と指して前例を離れました。後手がこのあと△4二飛~△5四銀と進めたときに▲5七銀と受けられるようにしたと見られています。

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数手進み、杉本六段は△5四歩と指しました。このあと△5三銀と引いた形が、△5四銀と出る形よりもいいと見たのではないか、と言われています。

(翔)

午前のおやつ

10時に対局者のおやつが用意されました。

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(藤井聡太棋聖のおやつは淡路島産ブルーベリーと2種のチーズのロールケーキ、アイスストレートティー)

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(杉本和陽六段のおやつは淡路島産2種の苺のショートケーキ、アイスレモンティ)

(翔)

杉本六段が仕掛ける

序盤の手順や時間の使い方から、杉本六段が居飛車にする可能性もささやかれていましたが、12手目に△4二飛と振りました。

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9時半頃、杉本六段が△3五歩と仕掛けました。

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上記の△3五歩の直前の▲7八金が前例がありつつも珍しい手で、控室では「藤井棋聖が仕掛けさせる局面に誘導した」と見られています。▲7八金は穴熊を目指していて、組まれる前に仕掛けた形です。代わって▲7八銀ならゆっくりと駒組みが進んでいたと思われます。

この局面は杉本六段自身も先手(居飛車側)を持って指したことがある局面です。

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(控室では稲葉陽八段、村田智穂女流三段、小林健二九段、糸谷哲郎八段が検討する)

(翔)

対局開始(3)

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(9時、対局開始)

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(2手目△3四歩を指す杉本和陽六段)

(翔)

対局開始(2)

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(藤井聡太棋聖も入室)

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(駒を並べ始める)

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(藤井聡太棋聖)

(翔)

対局開始(1)

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(8時半頃の対局室。関祐人三段、稲葉陽八段、小林健二九段、糸谷哲郎八段が談笑)

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(杉本和陽六段が先に入室)

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(杉本和陽六段)

(翔)

初手は▲2六歩

9時に対局が始まりました。先手番の藤井聡太棋聖の初手は▲2六歩でした。


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(初手▲2六歩で対局開始)

(翔)

今朝の産経新聞

今朝の産経新聞には一面に検分の模様、社会面に前夜祭の模様と特集記事が掲載されています。また作家の柚月裕子さんによる第1局観戦記(1日読みきり)が通常の観戦記(決勝トーナメント1回戦、佐藤天彦九段-高崎一生七段)とは別面に掲載されています。

【「羽生七冠を淡路島に」傷ついた地元、勇気づけた 震災復興を将棋で支えた棋聖戦の物語】(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20250617-U6PCVEKBGBOI7MDWEK7ROMKBFA/

【藤井聡太棋聖と杉本和陽六段、背負い支えられた対極の2人 作家・柚月裕子さん観戦記】(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20250614-A5AGHBXEZFP27JTMJ3X4OZNSME/

【対局を前に藤井棋聖と杉本六段が静かな闘志燃やす ホテルニューアワジで棋聖戦前夜祭】(産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20250617-X67FPF7D7RIZZJHU6SXEUAYETM/

(翔)

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