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第84期棋聖戦五番勝負第1局

2013年6月 3日 (月)

対局室検分

17時から対局室にて、検分が行われました。毎年開催している地だけあって問題点はなく、3分ほどで終了しました。

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(検分の様子)

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(6連覇を目指す羽生善治棋聖)

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(棋聖戦は第78期以来、2回目の挑戦)

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(記録係の桝田悠介二段、日本将棋連盟会長の谷川浩司九段、立会人の井上慶太九段。谷川九段と井上九段は兄弟弟子、桝田二段は井上門下)

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(記録係の桝田悠介二段)

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(検分終了後、控え室で色紙に揮毫する両対局者。羽生棋聖が揮毫する間、渡辺竜王は『週刊将棋』最新号に目を通していた)

このあと18時より前夜祭が行われます。その模様は後ほどお伝えいたします。

(翔)

花のじゅうたん

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(一面に広がる花畑)

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(牧場もあるのどかな風景)

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(公道を馬がお散歩)

(翔)

野島断層

1995年1月の阪神淡路大震災の折、淡路島の北東部に位置する北淡町(現淡路市)には長さ10kmにわたって地震断層が地表に出現しました。そのうちの140mが国指定天然記念物 野島断層として、北淡震災記念公園で屋内保存されています。

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(公園内の野島断層保存館。長さ140mに渡って断層が保存されている。写真は左右に走っていた舗装された道路が断層によって壊れた様子。手前側溝の位置のずれで、水平方向に動いたようすも分かる)

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(10kmのうち断層による破壊が顕著な140mが屋内保存されている。隆起は50cm程度、横ずれは1~2m。写真右側はそのままで、写真左の地面が奥にずれ、隆起した。このあたりの民家は9割が阪神淡路大震災でなんらかの被害を受けたそうだ)

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(断層を横から見たもの)

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(保存館南西の「メモリアルハウス」は元民家。断層が建物のほぼ真下を横切ったにも関わらず、通常よりも頑丈な作りが幸いし、建物への被害がほとんどなかったことが当時話題になった。震災のあと、数年して住人が引っ越して空家になったときにメモリアルハウスとして改装し、記念公園の一部となった)

ホテルニューアワジでの棋聖戦は17回目

兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」での棋聖戦は1996年、第67期の第1局▲羽生善治棋聖(七冠)-△三浦弘行五段戦で初めて指されました。前年に発生した阪神淡路大震災からの復興を祈念したものです。

その後、ホテルニューアワジでの棋聖戦は毎年恒例になりました。第4局が予定されていて3-0でシリーズが終了した第82期を除いて開催されています。今回が17回目です。

当ブログでも過去の淡路島対局の模様をご覧いただくことができます。

第80期第2局(▲羽生善治棋聖-△木村一基八段・木村勝ち)

第81期第2局(▲深浦康市王位-△羽生善治棋聖・羽生勝ち)

第83期第1局(▲羽生善治棋聖-△中村太地六段・羽生勝ち)

(文中の肩書は対局当時のもの)

過去の棋聖戦中継の棋譜

(翔)

第84期棋聖戦 6月4日(火)に開幕!

羽生善治棋聖に渡辺明竜王が挑戦する第84期棋聖戦五番勝負は、6月4日(火)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で開幕します。史上初の三冠ふたりが争うタイトル戦になります。(羽生棋聖は他に王位・王座を、渡辺竜王は棋王・王将を保持)

第1局の先後は振り駒で決まります。対局開始は9時。立会人は井上慶太九段、副立会人は安用寺孝功六段、記録係は桝田悠介二段(19歳、井上慶太九段門下)。また現地大盤解説会(4日14時~)の聞き手は室谷由紀女流初段です。

ニコニコ生放送では船江恒平五段・藤田綾女流初段による解説が4日9時から行われます。

本局の模様は棋譜・コメントを若葉記者が、ブログを翔が担当してお伝えします。どうぞよろしくお願いいたします。

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(神戸淡路鳴門自動車道の淡路サービスエリアでは、観覧車から明石海峡大橋を望むことができる)

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(淡路サービスエリアの「藻塩ソフト」。食した若葉記者は「塩味と小豆のバランスが絶妙でした」)

(翔)

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