野島断層
1995年1月の阪神淡路大震災の折、淡路島の北東部に位置する北淡町(現淡路市)には長さ10kmにわたって地震断層が地表に出現しました。そのうちの140mが国指定天然記念物 野島断層として、北淡震災記念公園で屋内保存されています。
(公園内の野島断層保存館。長さ140mに渡って断層が保存されている。写真は左右に走っていた舗装された道路が断層によって壊れた様子。手前側溝の位置のずれで、水平方向に動いたようすも分かる)
(10kmのうち断層による破壊が顕著な140mが屋内保存されている。隆起は50cm程度、横ずれは1~2m。写真右側はそのままで、写真左の地面が奥にずれ、隆起した。このあたりの民家は9割が阪神淡路大震災でなんらかの被害を受けたそうだ)
(保存館南西の「メモリアルハウス」は元民家。断層が建物のほぼ真下を横切ったにも関わらず、通常よりも頑丈な作りが幸いし、建物への被害がほとんどなかったことが当時話題になった。震災のあと、数年して住人が引っ越して空家になったときにメモリアルハウスとして改装し、記念公園の一部となった)