おはようございます。本日9時から第2局が行われます。本局は深浦王位の先手です。
立会人は有吉道夫九段、副立会人は神吉宏充七段、記録係は真田哲章二段。チャット解説は村田智弘六段です。
本日も1日よろしくお願いいたします。
(翔)
深浦康市王位の挨拶
「この淡路島対局と言えば、棋聖戦を象徴するような対局場所となっていまして、ぜひ来たいと思っていました。その念願がかなって今は嬉しく思っています。主催の産経新聞社、ならびに地元でご尽力されました皆様にこの場を借りまして御礼を申し上げます。
淡路島は初めて来ました。話には聞いていましたが、海が近くて緑が多くて、非常に対局するには最適な場所だと思いました。私は名前が深浦でサンズイがつくもので、海の近くに来ると、たいへん良いパワーを頂くような気がします。
そういったことで明日は張り切っていきたいと思っております。第1局は残念ながら落としてしまったのですが、この淡路島、震災後の復興の場所ということで、明日は粘り強く、力強く対抗して、皆様にお見せできればいいと思っています。ぜひご声援をよろしくお願いします」
(翔)
羽生善治棋聖の挨拶
「本日はこのような前夜祭を開催頂きまして、まことにありがとうございます。
淡路島・洲本市での対局は15回目ということになります。私も15年前に対局者として来たのですが、本当にあれから15年も経ってしまったのかと、しみじみと思います。その時も、こちらの会場でこのように前夜祭があって、その風景がまったく変わっていないので、浦島太郎のような気分です。
棋聖戦は今期で81期ということになります。大変おめでたい、記念のシリーズです。それに対局者として参加できることをとても名誉に思っていますし、その舞台にふさわしい将棋を指さなくてはいけないと思っています。
みなさんご存知のように、立会人の有吉先生は今年引退ということになったのですが、本当に長年にわたって非常に大きな情熱・闘志を持って続けられてきました。棋士として見習わなければと思っています。副立会人は神吉さんということで、明日はおそらく面白い解説をされるんじゃないかなと、半分不安に(笑)半分楽しみにしています。
地元の皆さんにおきましては、毎年毎年、熱烈に歓迎頂き、準備のために多大な尽力を頂きましてお礼を申し上げます」
(翔)