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第80期棋聖戦五番勝負第4局

2009年7月 9日 (木)

いよいよ佳境

7420090709_3 「△4九飛に対して▲5九香と受けるのは、△6九銀で後手一手勝ちです。△5八銀成~△5九竜とした手が△7八金以下の詰めろになりますので。ここは▲3七馬が有力…え!▲5九香受けたんですか!ひょえええ」(勝又六段)

(烏)

木村ワールドと

6420090709 「△1八歩の意味はですね…▲同飛なら本譜のように飛車を取りにいく。▲同香なら△2三銀と打って、▲1八飛と引かれる筋を消して…いや、実はよくわかっていないのです。」(三浦八段)

「わかりません。木村ワールドと、書いておいてください」(勝又六段)

(烏)

16時半過ぎ

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(多くの人が控え室に。座布団が足らなくなってきたようだ)

(烏)

後手良し。

5920090709 「これは…後手いいですね」(三浦八段)

控え室が慌しくなってきた。

(烏)

わかつき別邸(4)

若槻礼次郎が起居した部屋「若槻(わかつき)」に宿泊している三浦八段のご厚意で、部屋の中を撮影させていただきました。
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(玄関)

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(なぜか石田九段が出迎えてくれました)

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(いつでもどこでも研究研究)

(烏)

15時半過ぎの控え室

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(控え室にはシュークリームが出された)

(烏)

午後のおやつ

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(羽生棋聖は和菓子と抹茶)

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(木村八段は和菓子とコーヒー)

(烏)

両対局者の昼食

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(香りが身上の新生姜ご飯)

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(伊東のシンボル「大室山」を模した冷麺)

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(ウッソー!でおなじみの烏賊シューマイ)

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(新鯵のマリネ)

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(デザート)

(烏)

わかつき別邸(3)

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(門の脇にはアジサイ)

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(邸内には風呂が3ヵ所。源泉が2つ引かれている。係の方に「女性のお客様はおりませんので、女湯に入られても構いませんよ」と言われたが、心情的にこの暖簾はくぐりにくい)

(烏)

わかつき別邸(2)

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【グミの木】
凄龍池(右)の池尻に、ゆうに樹齢百年を超えるグミの古木がある。これは散歩中の若槻礼次郎がひと目で気に入り、頼み込んで自宅の庭に移植したもの。姿かたちが天に駆け上がる龍を連想させるため、「昇龍のグミ」、「虚空をにらむ龍」と呼ばれている。

『伊豆な植物の宝庫である。その中から、なぜ若槻が「グミ」を選んだのだろうか。そこには遠い少年期の記憶が活きていたのではないだろうか。若槻男爵の生家・奥村家は、松江藩の武士といっても、最も身分の低い足軽だった』(若槻礼次郎ものがたり・西田典央著)

貧しかった若槻家では、桃や柿などの果実は子供の自由にならなかったという。しかしグミは商品にならないため、礼次郎も食べることができた。その思い出がグミの木へのこだわりではと言われている。

(烏)

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