カテゴリ

« 2019年4月 | メイン | 2019年7月 »

2019年6月

2019年6月19日 (水)

おはようございます

おはようございます。棋聖戦第2局は9時開始です。


【本日のスケジュール】
09:00 対局開始
10:00   現地大盤解説会開始&おやつ 
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
15:00 おやつ

Dsc_0285_2(今日の名古屋はお天気に恵まれました)

第2局はニコニコ生放送とAbemaTVで生中継されます。
ニコニコ生放送の解説は小林裕士七段、聞き手は中村桃子女流初段。
https://live.nicovideo.jp/gate/lv319994616
AbemaTVの解説は飯塚祐紀七段、近藤誠也六段、聞き手は貞升南女流初段、飯野愛女流初段。
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Ey5z2KNsiwUWWb

本日もよろしくお願いいたします。

(吟)

2019年6月18日 (火)

前夜祭(7)

前夜祭は抽選会が行われて閉会になりました。

Dsc_0251(抽選会では棋聖戦の記念扇子やクリアファイルが用意された)

Dsc_0263_2(抽選会の大当たりは両対局者が揮毫した将棋盤)

Dsc_0274(中締めをした木村九段に花束が贈呈された。木村九段は第60期王位戦で挑戦を決めた)
先ほどから頂上決戦ということがいわれておりますが、今回のシリーズは世代間の戦いともいわれております。豊島さんは、もうすぐ30歳になるでしょうか、20代。渡辺さんが30代で、油の乗りきった世代です。こういった異なる世代の間での対決は、将棋界がこの先どのように変わっていくのかということを占う意味でも、大きなシリーズになるかと思います。中には終わりそうな40代のおっさんがワケ分かんないようなことでしゃしゃり出てくるシリーズもありますけれども、明日はこの頂上決戦、将来の伝説になるであろう一局を堪能していただきたいと思います。また、明日はこの会場で10時から解説会を行う予定であります。指し手が進まないときもですね、澤田さんが盛り上げます。ぜひ楽しみにお越しいただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。

Dsc_0276

本日の中継ブログの更新は以上で終了します。明日の第2局をお楽しみに。

(吟)

前夜祭(6)

対局者が会場をあとにすると、前夜祭会場では明日のみどころが語られました。

Dsc_0247(今夜も絶好調? 木村九段と杉本八段)
木村 明日の対局ですけれども、皆さん、どっちが勝つと思いますか? それから聞いてみましょう。
杉本 早速、無茶ぶりがすごいですね。
木村 じゃあ、お客さん、手を挙げてみましょう。
(お客さんたちの挙手でのアンケートの結果は、豊島棋聖の勝ちを予想する方の数がやや多かった)
木村 ……はい。ということで、自ずと答えが決まってきたと思います。いかがでしょう?
杉本 やはり豊島さんは愛知県の出身ですからね。まあ、私たち立会人はどちらに肩入れすることもないですが。
澤田 私も大盤解説をさせてもらうので、中立ということになりますが。いやまあまあ、引き分けでもいいんです。千日手を10回くらいやってもらって、今日は決着つきませんでしたでも。あとは、300手はちょっといってもらいたくないんですけど、150手くらいの大熱戦を見たいと思っています。
長谷川 私もどちらが勝つかは分かりませんが、複数冠の棋士同士の戦いということで、素晴らしい将棋が見られると楽しみにしています。
木村 なるほど。皆さん、自分がいちばんかわいいんだということが伝わってくるお答えだった気がします。

Dsc_0236(明日の大盤解説会でコンビを組む澤田六段と長谷川女流二段)

杉本 木村さんはどちらが勝つと?
木村 私はどっちでもいいっす。
杉本 皆さんご存知の通り、木村さんは先日、豊島さんの持つ王位に挑戦することが決まりました。明日の私の役目は、豊島さんと木村さんの間に……。木村さんが豊島さんのほうにバチバチとね。なかなかこういうケースってないんじゃないですか?
木村 かつてない味の悪さという見方もあるかもしれませんけど。
杉本 いまからでも交代してもいいですよ。
木村 何かあったときにはよろしくお願いします。
杉本 豊島さんも大変ですよ。目の前の渡辺さんも敵だし、斜め前の木村さんも敵だし。
木村 そんな風に思ってないから大丈夫だと思いますよ(笑)。ともあれ、明日、お時間に余裕のある方はですね、こちらの前夜祭と同じ会場ですので、解説会にお越しいただきたいと思います。

(吟)

前夜祭(5)

Dsc_0201(亀岳林 万松寺から記念品を贈呈されて、笑顔の両対局者。記念品はステファン・ペドロヴィクの「木馬のあるゴルフ場」)

Dsc_0213(第2局に向けて決意を語る豊島棋聖)
私は5歳の頃まで愛知県の一宮市に住んでおりまして、いまも祖父母はそちらに住んでいます。そういったこともあって、今回の愛知県での対局を非常に楽しみにしていました。また、先ほど(記念品贈呈で)ステージに上がられた万松寺の伊藤さん(住職のご子息)はいつも前夜祭やイベントなどにきてくださっていまして、そういうご縁のある万松寺さんで対局できることを非常にうれしく思っています。明日の対局は自分自身、楽しみながら一生懸命指して、観戦していただく皆様にも楽しんでいただけるような将棋になればと思っています。

Dsc_0219(渡辺二冠)
万松寺さんは、昨年来、将棋界で何かと話題のお寺さんです。私は今回初めてこさせていただいて、どういうところなのかなと楽しみにしていたんですが、対局場は非常に立派な部屋をお持ちで、この会場(前夜祭会場かつ、明日の大盤解説会場)も大変素晴らしいです。今日の前夜祭も、なかなか類を見ない一風変わった前夜祭になっていまして、何ていうんでしょう、万松寺さんはこれから新しい時代のタイトル戦の対局地として代表的な存在になっていかれるのかなと感じています。第1局は残念ながら負けてしまったんですが、非常に反響が大きい将棋ではありましたので、明日の第2局も、引き続きそういった将棋を目指して頑張っていければと思います。

Dsc_0224(決意を語った両対局者は前夜祭会場をあとにしました)

(吟)

前夜祭(4)

前夜祭の途中では両対局者による撮影会が別フロアで行われました。

Dsc_0165(記念撮影に応じる豊島棋聖)

Dsc_0166(渡辺二冠と1枚。両対局者の撮影には、どちらも順番待ちの列ができていました)

Dsc_0179(豊島棋聖は華房慶大くんから、渡辺二冠は華房永栞さんから花束を受け取る)

Dsc_0190(4人で記念撮影)

(吟)

前夜祭(3)

前夜祭会場には名古屋名物のお料理が並べられました。一部をご紹介します。

Dsc_0118(串カツ。右が味噌で、左はソースでいただく)

Dsc_0119(手羽先は醤油と塩の2種類用意された)

Dsc_0121(ヒレカツサンド)

Dsc_0127

Dsc_0131

(吟)

前夜祭(2)

Dsc_0144(大藤元裕・亀岳林 万松寺住職)
万松寺なりのおもてなしをしようということで、今回の前夜祭では大須にあるたくさんのお店にご協力いただき、いろいろなご当地料理を提供していただきました。「うちは物は出してやるけど、よう作らん」といって出てくれなかった中華料理屋があるんですが、「でもどうしても出したい」といったら「お前がやれ」ということで、私、あとでラーメン屋に変わりますので、よろしくお願いいたします。(会場から万雷の拍手)
また、明日はこの大須の商店街にあるお店はすべて音源を切ってくださることになっておりますし、通りには棋聖戦の横断幕を出してくださっています。街ぐるみで棋聖戦を応援していただいております。両対局者におかれましては、存分に力を発揮していただければと思います。

Dsc_0150(乾杯の発声は鬼頭孝生・日本将棋連盟名誉会員棋道師範)
明日の熱闘を祈念し、心尽くしの料理を楽しみながら、皆様と和やかに時を過ごしたいと思います。お隣同士、かっちんこしていただいて、ゆっくり乾杯をいたしましょう。
Dsc_0152

(吟)

前夜祭(1)

18時から亀岳林 万松寺「白龍ホール」にて前夜祭が開催されました。

Dsc_0100(前夜祭開会、ステージに登壇した両対局者)

Dsc_0105(堀晃和・産経新聞社編集局文化部長)
地元の方々の本当に厚いご支援をいただいてこの第2局を開催できますことを感謝申し上げます。今回の棋聖戦は、三冠を保持する豊島棋聖と渡辺二冠との頂上決戦です。明日の将棋界に覇をとなえるのはどちらになるのか、その行方を占う五番勝負といえます。ご注目ください。

Dsc_0136(鈴木輝彦・日本将棋連盟理事はあいさつの最後にマジックを披露した)
堀文化部長がいわれたように、結果次第で棋界の勢力地図が変わる複数冠同士の戦いを将棋界では頂上決戦といっております。もう30年、40年前になりますが、当時三冠だった大山康晴十五世名人と、二冠だった中原誠十六世名人がタイトル戦でぶつかったことがありました。中原先生が挑戦者で、大山先生はタイトルを取られると冠数が逆転してしまうんですね。当時のことを知っている人に聞くと、そのときの大山先生は大変に怖かったということです。
現代で本当に頂上決戦といっていいのは、今回の棋聖戦と、それから私の大好きな深作欣二監督の『仁義なき戦い』、この二つしかないんじゃないかと(笑)。『仁義なき戦い』が分からない方は、ぜひ見てみてください。対局者のお二人も将来、今回の棋聖戦のことを振り返っていろいろなインタビューに答えられる、そういう戦いになると思います。ここが天王山ですね。皆様、ご支援をよろしくお願いします。
……というところで終わりたいんですが、世界で誰もやっていないマジックをやってから帰ろうかと思っているんですが、いかがですか? よろしいですか? なぜ誰もやっていないかというとね、くだらないから(笑)。

Dsc_0140(大村秀章・愛知県知事)
鈴木理事がとても将棋指しとは思えないあいさつをされましたけれども、「なんでマジックなんだろう?」と思いながら見ておりました(笑)。将棋連盟もどんどん変わっていくということでしょうか。
万松寺は織田信長さん、信秀さん(信長の父)ゆかりの名刹で、徳川家康さんにもご縁があります。まさに天下分け目の決戦にふさわしい対局場ではないかと思います。ぜひ、歴史に残る素晴らしい戦いにしていただきますよう、お願いいたします。

(吟)

対局検分

Dsc_0060(検分を行う豊島棋聖)

Dsc_0069(駒の感触を確かめる渡辺二冠)

Dsc_0076(立会人の木村九段が両対局者に室温や対局室の明るさなどを確認する)

(吟)

明日 第2局

豊島将之棋聖に渡辺明二冠が挑戦する第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(主催:産経新聞社、特別協賛:ヒューリック株式会社)。第1局は豊島棋聖が先勝して第2局を迎えました。
第2局は6月19日(水)愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われます。立会人は木村一基九段、副立会人は杉本昌隆八段、記録係は冨田誠也三段(小林健二九段門下)が務めます。現地大盤解説会は澤田真吾六段、聞き手は長谷川優貴女流二段が担当します。
持ち時間は各4時間。第2局の先手番は豊島棋聖です。

【五番勝負第1局】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/90/kisei201906040101.html

【五番勝負第2局】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/90/kisei201906190101.html

【産経新聞ニュース(将棋)】
https://www.sankei.com/life/newslist/shogi-n1.html

【ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/

Dsc_0004

中継は棋譜コメント入力が睡蓮、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

(吟)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===