現地には日本将棋連盟会長の佐藤康九段が訪れています。控室で産経新聞、棋譜を見ながら継ぎ盤で駒を動かしています。
前夜祭では棋聖戦の東京開催が22年ぶりということに触れていました。前回の開催は1996年の第67期五番勝負第2局で、羽生善治棋聖に三浦弘行五段(当時)が挑戦したシリーズでした。羽生棋聖は七冠を独占していましたが、この五番勝負はフルセットの末に三浦五段が棋聖位を奪取。七冠を崩したシリーズとして有名です。対局場は「ホテル高輪」でした。
佐藤康九段は名人戦でこのホテルを訪れているとも話しました。1999年、第57期名人戦七番勝負第1局です。当時は「ホテル・グランパシフィック・メリディアン」という名称でした。
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■日時
6月16日(土) 13時半受付開始 14時開始
■場所
「グランドニッコー東京 台場」 地下1F 「シャトレ」
東京都港区台場2-6-1
TEL:03-5500-6711 交通(ゆりかもめ「台場駅」直結)
■入場料
大人・高校生以上:2,000円 中学生以下:1,000円 ※当日払い
■解説・聞き手
高見泰地叡王、山口恵梨子女流二段
■ゲスト出演
藤井猛九段(立会人)、松尾歩八段(副立会人)
・整理券の配布はございません。先着順とさせて頂きます。
・ホール内の収容人数を超えた場合は、やむを得ず観覧をお断りさせていただく可能性がありますので、予めご了承ください。特に、遠方からご来場の方はご注意ください。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。
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■明日の見どころ 藤井猛九段、松尾歩八段、高見泰地叡王、山口恵梨子女流二段
■中締め 公益社団法人日本将棋連盟 鈴木大介常務理事
松尾 第1局は角換わりの最新形になりました。羽生棋聖が積極的に攻め。それを豊島八段がうまく捕まえたという感じです。第2局の戦型予想は難しいです。3ついえば、当たる自信がありますが。矢倉、角換わり、相掛かり……。
藤井 3つはダメダメ(笑)。2つにして下さい。本命は?
松尾 そろそろ羽生棋聖の矢倉が出るんじゃないかと。羽生棋聖は急所の一局で矢倉を採用することが多いです。
高見 僕は角換わりか雁木だと思っていました。最近、豊島八段は横歩取りはやっていないので。
藤井 私は矢倉かなぁ。藤井矢倉になると。希望をこめて。じゃあ立会人の二人は矢倉ということで。
山口 私は横歩取りかなと思っていたのですが。
高見 私も横歩にしようかな。矢倉と横歩なら解説できるので(笑)。
(日本将棋連盟の鈴木常務理事が締めのあいさつに立った)
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