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2017年6月

2017年6月17日 (土)

午前のおやつ

Dsc_0243 (羽生棋聖の注文はホットコーヒー)

Dsc_0246 (斎藤七段はミックスジュースを注文)

Dsc_0241 (左が羽生棋聖のホットコーヒー、右が斎藤七段のミックスジュース)

(吟)

開始直前の対局室

Dsc_0199 (先に対局室入りしたのは斎藤七段。8時45分の入室だった)

Dsc_0203 (羽生棋聖は8時51分に入室)

Dsc_0223 (駒を並べる両対局者)

Dsc_0224
(吟)

対局開始

Dsc_0229 (定刻の9時、深々と一礼して対局が開始された)

Dsc_0232 (先手の羽生棋聖、初手▲7六歩を着手する)

Dsc_0234 (2手目△8四歩を指す斎藤七段)

(吟)

おはようございます

Dsc_0188おはようございます。本日の豊田市は快晴です。対局は9時開始です。本日もよろしくお願いいたします。

棋聖戦第2局のニコニコ生放送の解説は松尾歩八段、聞き手は貞升南女流二段が務めます。

【ニコニコ生放送 棋聖戦第2局】 
http://live.nicovideo.jp/watch/lv296742142

AbemaTV将棋チャンネルの解説は横山泰明六段、佐々木慎六段。聞き手は山口恵梨子女流二段、中村桃子女流初段が担当する。

【AbemaTV将棋チャンネル】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/95jDa34wD7bZL3

(吟)

2017年6月16日 (金)

明日の大盤解説会&第13回とよたふれあい将棋フェスティバル

明日、ホテルフォレスタでは大盤解説会と第13回とよたふれあい将棋フェスティバルが開催される。参加棋士は杉本昌隆七段、澤田真吾六段、村田顕弘五段、竹内貴浩指導棋士四段、室田伊緒女流二段、中澤沙耶女流初段。
大盤解説会のほかに中学生以下を対象にした指導対局、ふれあい将棋コーナーがあります。詳細は下記の日本将棋連盟東海普及連合会のページからご確認ください。

【日本将棋連盟東海普及連合会】
http://www.geocities.jp/shogi_tokai/profile.html

明日は関西将棋会館でも解説会が行われます。

解説は久保利明王将、聞き手は石本さくら女流初段。場所は関西将棋会館「4階多目的ルーム」。料金は一般1500円。

【関西将棋会館 棋聖戦第2局大盤解説会】
https://www.shogi.or.jp/kansai/entry_images/8bb75a984fb23900c8a18cd47429191b.pdf

Dsc_0113_2明日の棋聖戦第2局をお楽しみに。

(吟)

前夜祭 戦型予想

両対局者が退室したあと、木村一基八段、豊島将之八段、杉本昌隆七段、清水市代女流六段、室田伊緒女流二段が明日の戦型予想を語った。

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室田 あと1勝で九段ですね。
木村 いやあ、いつ1勝するのか。戦型予想ですね。斎藤さんにとっては非常にプレッシャーのかかる一局になると思います。戦型は角換わりかなという感じがします。斎藤さんの踏ん張りどころということで、見どころのある一局になるのではないかと思います。角換わりというのは角を取るということで、それ以上は私はよくわかりません。よく知っているのは隣に立っている、序盤から隙がない男。彼に任せたいと思います。

Dsc_0163 豊島 僕は横歩取りになるのではないかなと思っています。斎藤さんとは同じ関西で昔からよく知っているのですが、一手一手非常に丁寧に指される方で、第1局は非常に持ち味が出た将棋だったと思います。最後に時間がなくなってミスが出てしまって、という感じでした。今回は決断よく修正してくるかもしれませんし、そのまま自分の持ち味を出してくるかもしれません。そういったところに注目しています。

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室田 最近、非常に忙しい師匠の杉本です。
杉本 非常に騒がせている弟子の、師匠です。大盤解説役ということでよろしくお願いします。この前夜祭、藤井はぜひ来たいといっていたんですが、明日本人の対局がありまして、残念ながら欠席ということでした。弟子からの伝言でした。第1局は名局賞を取ってもおかしくない、手に汗握る大熱戦でした。明日の戦型ですが、初手▲2六歩に△8四歩という相掛かりになるのではと、根拠はありませんが思っています。

Dsc_0178 室田 理事として来ている清水女流六段です。
清水 こちらには対局者として来させていただいたことがございます。そのときはお庭の美しさはもちろんなのですが、館内の美しさ、そしてスタッフの皆さんの心配りが対局者にとってどれほど励みになるかを感じました。この流れですと同じ戦型はいえませんので、明日は羽生さんが振り飛車をやるのではないかと思っています。
室田 では、えーと、私は矢倉ということで。明日もどうぞよろしくお願いいたします。

戦型予想が終了して、前夜祭はお開きになった。

(書き起こし・文、写真・吟)

前夜祭 対局者あいさつ

Dsc_0127 (斎藤七段)

ホテルフォレスタには初めて来ることができました。こちらは多くの名勝負が行われている場所で、とても光栄に思います。バスの車内では緊張して何も考えられない状態でしたが、先ほど散歩をしているうちに、覚悟が決まり、何より風景に癒されました。最近は将棋界を見ていただく機会が増えているので、もしかしたら明日の棋聖戦でタイトル戦を初めて見るという方もいると思います。私としては、素晴らしい対局はもちろん、タイトル戦はいままで戦いを積み重ねて歴史が紡がれてきたものだと思うので、立ち居振る舞いでも子どもたちの手本になるように、内容も雰囲気も作っていければと思います。

Dsc_0146 (羽生棋聖)

ホテルフォレスタでの対局は10年以上の長きにわたって続けていただいております。最近は若い世代の人たちと顔を合わせる機会が増えました。研究熱心ですし、礼儀正しいですし、将棋も強いですし、とても頼もしく心強い存在ではあるんですけれども、盤に向かうと非常に手ごわい存在です。将棋というのは、小さいお子さんから年配の方まで、幅広い人たちがひとつの盤で楽しむことができる、古くからある素晴らしい文化だと思っています。明日の対局ではそうした将棋の面白さ、深さ、楽しさを伝えていければいいなと願っています。最近はさまざまなところで将棋を取り上げていただいていますが、これは地元で長きにわたって地道に活動してくださる方がたくさんいるからこそと思っています。明日からの対局、一生懸命やることで少しでも恩に報いることができればと思っています。

Dsc_0150 (ピアノ演奏を披露した生田さんから花束を受け取る羽生棋聖)

Dsc_0156 (斎藤七段も生田さんから花束を受け取った。このあと両対局者は明日の対局に備えて退室した)

(書き起こし・文、写真・吟)

前夜祭 乾杯

Dsc_0091 (乾杯のご発声は宮川尚人・トヨタ自動車株式会社 総務部部長)

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Dsc_0123 (乾杯のあと、しばしの歓談タイム。そのあと生田智子さんによる、ピアノ演奏が披露された。生田さんは豊田市出身で、アンドレア・バルディ国際ピアノコンクール第1位受賞やオーケストラとの競演などの活躍がある)

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(吟)

前夜祭 開会

Dsc_0064 (堀晃和・産経新聞東京本社編集局文化部長のあいさつで前夜祭が開会)

明日は五番勝負第2局がホテルフォレスタで行われます。羽生棋聖は前人未到の10連覇がかかるシリーズです。それだけではなく、大山康晴永世棋聖、中原誠永世棋聖が持つ、棋聖獲得最多記録タイの16期を目指す戦いでもあります。斎藤七段は関西の若手のホープで、一昨年、昨年と勝率1位という実績を携えて棋聖戦に挑んでおられます。楽しみな五番勝負です。最近はいろいろな方からの熱視線が将棋界に集まっていると思います。そのひとつの要素が「将棋めし」、盤外の攻防ですけども、我が産経新聞社でも、先日の淡路島で行われた第1局で、お二人が対局中に何を召し上がられたのか、関西では1面トップで報じさせていただきました。羽生棋聖からは「将棋をいろいろな角度で楽しんでもらえるのはうれしい」とコメントをいただきました。明日は盤上の攻防ももちろん楽しみですけれども、盤外の情報も見どころだと思います。

Dsc_0075 (清水市代・日本将棋連盟常務理事があいさつ)

絶対王者・羽生善治の牙城を崩すのは誰かといわれ続けて、いったいどれほどの年月がたったことでしょうか。まったくその壁は揺るがず、年月の重さ、長さこそが羽生棋聖の存在の重さ、大きさなのだと実感しています。そしてその壁が高いほど若手がそれを目標に切磋琢磨し、スターがどんどん誕生してきております。その若手に刺激を受けまして、ベテラン勢も技を見せつけております。将棋界は相乗効果でますます盛り上がっています。斎藤七段は容姿の麗しさ、爽やかさももちろんですが、たいへん印象に残っていることがございます。第1局の感想、「自分の力は出しきれたと思います。第2局までに力をつけて臨みたい」とのことで、明日はどれほど力をつけられた斎藤七段が見られるのかと思うと、皆さまも期待に胸を躍らせていることかと思います。どうぞ明日は間近で熱戦の模様を感じて、将棋に触れていただければと思います。

Dsc_0086 (太田稔彦・豊田市長があいさつ)

棋聖戦をここフォレスタで開催するのは12回目ということで、豊田市として誇りに思っています。感謝申し上げます。昨年は対局に立ち会わせていただきましたが、羽生棋聖がお盆の位置をとても気にされていたことが印象的でした。明日も拝見させていただきますので、よろしくお願いいたします。藤井聡太四段は豊田市の隣、瀬戸市の出身なんですね。豊田市には何か縁がないかと思ったら、あるんです。彼が小学生のとき、ここで行われている「とよたふれあい将棋フェスティバル」に出ていたんですね。ここで藤井さんが出ていたということが伝われば、イベントの知名度もどんどん広がっていくと思います。明日は羽生棋聖と斎藤七段の対局が素晴らしいものになりますことを期待しまして、私のあいさつに代えさせていただきます。

(書き起こし・文、写真・吟)

揮毫(2)

Dsc_0047(左が斎藤七段、右が羽生棋聖)

Dsc_0050_2 (完成した直筆扇子。羽生棋聖は「一歩千金」、斎藤七段は「意気自如」と揮毫した)

(吟)



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