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2014年6月

2014年6月 2日 (月)

両対局者、大盤解説会へ出演

インタビューのあと、両対局者が大盤解説会に出演しました。

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(羽生善治棋聖)

430

(小林健二九段と森内俊之竜王)

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(豊島将之七段)

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(終盤の変化を検討している)

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(羽生棋聖と豊島七段)

(翔)

終局直後

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(終局直後の対局室)

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(先勝した羽生善治棋聖)

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(顔を手で覆いながら質問に答えていく)

○羽生善治棋聖 インタビュー

--横歩取りに誘導しましたが。

「予定でした」

--△7二金(26手目)から前例のない将棋になりました。

「もうちょっと早く攻める展開にしたかったのですが、手順に銀を追い返されてしまい(45手目▲5六歩)よくなかったかもしれません。中央を狙われ、模様の悪い将棋だと思っていました」

--△7七歩成~△3一銀(70~72手目)で▲3五金(73手目)を打たせました。

「手順に飛車を追われるので、あまり自信はなかったですね」

--勝ちを意識したのは、どのあたりだったでしょうか。

「△4六馬(96手目)と馬が使える形になって、もしかしてと思いました」

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(敗れた森内俊之竜王)

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(インタビューに答える)

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(65手目▲5三角成について話すときは、この表情)

○森内俊之竜王 インタビュー

--今日の対局を振り返って、いかがでしたか。

「力戦模様になってしまって、公算が難しい将棋だったと思います」

--先手がいいという評判でした。

角を切っていったのが(65手目▲5三角成)どうだったでしょうか。代わる手がわからなかったのですが、駒損が大きく、やりすぎだったかと思いました。

--▲3五金(73手目)の局面はどう見ていましたか。

「金の感触が悪いので、うまく指されたらまずいかと思っていました。5七に馬が来る形が絶好になってしまったので、負けだったのですかね」

--タイトル戦では4時間は久しぶりでしたが。

「タイトル戦以外では指していますし、変わりないです。ただ、最後は時間がなくなりましたので、そのあたりの指し方がこれからは重要になると思います」

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(インタビューを終えたあと、大盤解説会場に向かった)

(翔)

羽生棋聖が先勝

_106

棋聖戦第1局は、106手で森内俊之竜王(挑戦者)が投了しました。羽生善治棋聖は7連覇に向けて好スタートを切りました。
終局時刻は19時18分、消費時間は▲森内3時間59分、△羽生3時間57分(持ち時間各4時間)。

第2局は6月21日(土)、愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」で開催されます。

(翔)

控室は「後手勝ち」

_91

両者残り5分。控室では図から△7七歩▲6八玉△8二歩と進めて後手勝ちになっているのではないかと見ています。

380

(継ぎ盤を前に考える小林健二九段)

(翔)

きわどい変化

_87

控室では△5七銀の変化を調べています。

まず、△5七銀に(1)▲7八玉には△5八銀不成があります。△5八銀不成に(A)▲8八玉△6八飛▲7八歩なら、△7七角▲同桂△同桂成▲同玉△6七銀成(変化1図)以下、先手玉が詰みます。

Henka1

△5七銀に(2)▲同飛は△7九角打▲7八玉△5七角成(変化2図)が攻防に利いており、後手勝ちと見られています。

Henka2

(1)▲7八玉△5八銀不成(2)▲同銀は△7七歩で、先手玉が詰むかどうか。この変化の結論がなかなか出ず、きわどい変化の検討が続いています。

Henka3

(翔)

勝ちに行った手

_78

控室では上図で▲6六金と逃げる手を検討していましたが、森内竜王は▲5四歩と打ち、△6二玉▲6四銀△同歩▲5三歩成△7三玉▲8一飛(下図)と進めました。

_85

378

(吉田五段を中心とする検討)

千田四段は「勝ちに行った手ですね」。しかし、本当に決め手があるのか、まだわかっていません。

(翔)

足湯処 ひねもす亭

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(ホテルニューアワジ屋上の「足湯処 ひねもす亭」。足湯を楽しんでいるのは……)

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(香川女流王将と……)

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(糸谷六段)

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(いつでもどこでも日本将棋連盟モバイル

_75

(ふたりが見ていたのは▲1五歩の局面。ふたりは先手が指せるのではないかと見ていた)

(翔)

指導対局

16時から、地元のこども向けの指導対局が行われました。

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(豊島将之七段)

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(村田智穂女流二段)

295_2

解説者が指導対局を行っているため、控室を訪れている棋士が交代で解説を務めています。そこへ、日本将棋連盟モバイルの案内を持った糸谷哲郎六段が登場。

糸谷「私は写っていないのですが、よろしければ皆さんお持ち帰りください」
香川「それで、この案内は今どこに置いてあるのですか」
糸谷「えっと、そこです」(と、次の一手賞品が置かれていた机を指差す)
香川「こんなところじゃ、皆さん取りに来づらいじゃないですか」
糸谷「申し訳ありません」
(その後、案内は受付に移動されました)

308

(香川女流王将と糸谷六段で解説)

糸谷「ここで香川先生の見解をお伺いしたいのですが」
香川「私、聞き手なのですが」
糸谷「そんなの関係ありません」

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(見解を述べる香川愛生女流王将)

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(香川女流王将に代わり、安用寺孝功六段が壇上へ。兄弟弟子で解説をしていた)

(翔)

桐箱

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検分で両対局者が名を入れた桐箱。その後、落款も押されて完成した)

(翔)

15時半頃の大盤解説会場

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(15時半頃の大盤解説会場)

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(ホテルから見える海岸では釣りをしている人がいる)

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(村田智穂女流二段が糸谷哲郎六段と小林健二九段の解説を見守る。机の上にずらりと並ぶのは次の一手の賞品)

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(次の一手の当選者発表。糸谷六段と小林九段が難しいお名前の読み方に苦戦中)

270

(当日券の入場者だけで70人以上。大盤解説会付の宿泊プランなどを利用した方を含めると、100名以上が入場している)

(翔)

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