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2010年6月

2010年6月26日 (土)

詰将棋解答大会?

村田顕四段も控え室を訪れ、しげしげと色紙を見つめる。詰将棋があると吸い寄せらてしまうのが、悲しいかな棋士の習性。部屋の一部は詰将棋解答大会の様相を呈している。ブログをご覧のあなたも挑戦してみてはいかがだろうか?

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(北浜七段(左)、室田女流初段(中央)、村田顕四段(右))

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室田女流初段、9手詰を瞬殺

控え室にやってきた室田女流初段。北浜七段が色紙に揮毫する様子をじーっと見つめている。記者がカメラを向けて「どうぞ」と色紙を指すと、「えっ、ちょっと待ってください」と慌てた素振りを見せてから、「こうやってこうやってこう、ですよね」。横目で見ていた北浜七段、「瞬殺されましたね……」とポツリ。

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(室田女流初段の、こうやってこうやってこう、の図)

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(盤面を映すモニタもチェック)

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北浜七段の詰将棋

控え室にて、北浜七段が色紙に筆を走らせている。のぞいてみると、そこには(やはりというべきか)詰将棋が。

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(カメラを向けると「困ります。ハンコ押してるだけですよ(笑)」)

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(色紙詰将棋、一枚目。解けますか?)

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穏やかな空気の控え室

9時半ごろの控え室。中村九段、杉本七段がある将棋を検討しており、その様子を澤田四段がじっと見守っていた。まだ戦いが始まる前ということで、部屋はのんびりした雰囲気が漂う。

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(澤田四段(左)、中村九段(右))

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(杉本七段)

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戦型は「1手損角換わり」に

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開始から10数分。淡々と指し手が進み、図の局面となった。「1手損角換わり」という戦型で、通常の角換わりに比べ後手が手損しているのでそう呼ばれる。羽生棋聖は3筋の歩を突き、銀を繰り出していく「早繰り銀」を選択した。先手と後手の陣形を比べれば一目瞭然、2筋と8筋の飛車先の歩に大きな違いがある。後手の深浦王位はひとまず、先手の攻めに対して守備隊形を築くことが求められる。

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定刻、対局開始

定刻の9時になり、立会人の中村九段が「定刻になりましたので、羽生棋聖の先手で始めてください」と対局開始を告げる。羽生棋聖は報道陣を一瞥したのち初手を着手。1分ほど間があっただろうか。深浦王位は天井を仰いでから一呼吸置き、2手目を着手した。

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(羽生棋聖)

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(深浦王位)

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開始直前

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(羽生棋聖)

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(深浦王位)

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対局者、入室

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(深浦王位)

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(羽生棋聖)

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朝食

対局者の朝食は、羽生棋聖、深浦王位ともに和食。メニューは次の通り。

小鉢  納豆、葱
焼物  鯵(アジ)の干物、出し巻き玉子
煮物  大根スープ煮、巻き湯葉、青菜
汁物  あさりの味噌汁
漬物  浅漬け
御飯  白御飯
水物  西瓜(スイカ)、オレンジ

深浦王位は以上のメニューに加え生卵を希望していた。

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棋聖戦第3局、本日9時より対局開始

いよいよ本日、棋聖戦第3局が行われる。羽生棋聖が3連勝で防衛を果たすのか、それとも深浦王位が1勝を返して第4局につなげるのか。対局開始は9時より。
なお、本局の棋譜およびコメント入力は銀杏記者が、本ブログは文が担当する。最後までお楽しみいただければ幸いである。

・棋譜中継はこちら
・中座真七段による棋譜解説チャットはこちら
・本対局の全ブログ記事は、ブログ左の「カテゴリー」より「*第81期棋聖戦五番勝負第3局」をクリックすることでご覧になれます。

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(豊田市の天気はあいにくの雨模様)

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