カテゴリ

« 2010年4月 | メイン | 2011年4月 »

2010年6月

2010年6月26日 (土)

昼食

両対局者の昼食メニューは次の通り。羽生棋聖は「飛騨牛ハンバーグステーキ、パン、グリーンサラダ、フルーツ盛り合わせ、オレンジジュース」。深浦王位は「稲庭うどん、おにぎり、メロン、オレンジジュース」。

086

087

089
(以上が羽生棋聖の昼食メニュー)

092

090

093
(以上が深浦王位の昼食メニュー)

(文)

昼食休憩に入る

20100626_41
12時になり、昼食休憩に入った。そのときの局面が上図である。棋譜解説チャットの中座七段は、図の▲3七桂を「この手は△6四銀に対応した手です。▲4五桂の筋を見せて、後手の動き(特に飛車)を牽制しています」と解説。「△6四銀の一手を境に、局面は急展開を迎えています。ここから激しい攻め合いになりそうです」と、再開からの展開を予想した。
ここまでの消費時間は▲羽生棋聖が1時間13分、△深浦王位が1時間24分。

対局再開は13時から。

(文)

立会人と副立会人と理事

別室で色紙を書いていた中村九段が控え室に戻ってきた。青野九段、北浜七段と談笑する。昨夜の阿波踊りについて尋ねられた中村九段、「後ろ振り向いたら誰も踊ってくれてないんだもんなあ。ああいうのは副立会の仕事でしょ」。すると北浜七段は首を振りつつ「いやいや……私は体育2でしたから」と合理的な言い逃れ。「美術もダメだったんですよねえ」と懐かしげに言うと、青野九段も「あー、美術はね」と頷く。三人の成績表が見てみたい。

083
(北浜七段(左)、中村九段(右))

084
(美術が苦手? 青野九段)

(文)

お詫びと訂正(北浜七段)

記者「以前に紹介した詰将棋の配置が間違っておりました。お詫びして訂正致します……ということでよろしいですか」
北浜七段「はい、それでお願いします……」

079
(「玉方4二角が抜けていました。3年ぶりに書くとこういうことになるんです」と北浜七段)

(文)

梅田望夫氏、来訪

11時すぎ、第1局でウェブ観戦記を執筆した梅田望夫さんが片上六段、北尾まどか女流初段とともに来訪。普段はシリコンバレーで仕事をしている梅田さんだが、ふた月に1回ほど東京に来る機会があり、今回は東京から豊田市にやってきたという。「今回は観戦記は書かないんですか?」の問いに「今日は遊びに来ました」と笑顔で答えていた。

081
(記念撮影? 左から片上六段、北尾女流初段、銀杏記者、梅田さん)

0821
(銀杏記者の作業の様子を見つめる梅田さん)

(文)

北浜七段の失敗

前の記事で紹介した詰将棋に、余詰があることが発覚。北浜七段は「うーん、そうですねえ。余詰みますねえ。角がないとダメですねえ」。とぼとぼ控え室を出ていくと、色紙の後を追っていった。
それからしばらくして、鈴木女流初段が来訪した場面。棋譜を並べていた鈴木女流初段が異変に気づく。自分の手首を見て「黒い……」。どうやら北浜七段がサイン色紙をせっせと製作しているときにこぼした墨が、テーブルについていたようである。不覚の北浜七段。

078

075

(文)

陣形の差がポイント

20100626_34
図は11時前の局面。先手は8七銀+7八金の銀冠に組んでいるのがひとつのポイントで、7七銀+7八金の矢倉に比べて堅い。矢倉の弱点は、後手の桂馬が跳ねてくる展開になったとき、7七の銀が当たりになること。銀冠にはそれがない分、矢倉に比べて耐久力があるのだ。すっきりまとまった先手陣に比べると、後手はこれからの駒組みに苦労する可能性がある。陣形の差がひとつのポイントになりそうだ。

077_2

(文)

鈴木女流初段、登場

鈴木女流初段が控え室にやってきた。室田女流初段の横に座ると、「棋譜を貸してください!」とさっそく棋譜並べ。

0711
(鈴木女流初段(左)、室田女流初段(右))

073
074

(文)

盤面カメラ

対局室の天井にはカメラとマイクが設置され、控え室のモニタに盤面と音を同時に伝える。

070
(羽生棋聖が着手する瞬間。10時35分ごろの映像)

(文)

午前のおやつ

午前のおやつは10時半に対局室に運ばれる。メニューは両対局者とも同じで、「シュークリーム、フルーツ、ホットコーヒー」。

068

(文)

=== Copyright (C) 2009 >>> The Sankei Shimbun & Japan Shogi Association === All Rights Reserved. ===