先手優勢 さらに先手の攻めが続き、図の局面に。谷口女流二段が△6二飛と飛車を受けに投入したところですが、反撃が難しくなるので、これでは苦しそうです。岩根女流女流三段が優勢になったと見て間違いないでしょう。
際どい戦い 図は▲8四飛と歩を取りつつ走ったところ。対して△7三金と、谷口女流二段は強気の受けを見せます。以下▲6一角△7一玉▲7二歩△8一玉(2図)と進みました。 先手の猛攻に、後手は際どい受けで対抗。この攻めの成否で形勢が決まってきそうです。勝負どころを迎えました。 (谷口女流二段は自陣での攻防に勝負を懸けた)
じっくりとした展開に 再開から約1時間、図の局面まで進行しました。後手は自分から攻めるのではなく、守りを固めています。先手の攻撃陣は好形ながら、後手の守りも厚いためすぐに攻めかかる順は難しいでしょうか。 (谷口女流二段は守りを固めつつ待機の方針か)
昼食休憩 12時、図の局面で岩根女流三段が6分を使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲岩根女流三段1時間19分、△谷口女流二段40分。昼食の注文は谷口女流二段が冷やし中華(ほそ島や)、岩根女流三段の注文はありません。対局は12時40分から再開されます。 なお対局者が考えているため、休憩時の写真はありません。
岩根女流三段が動く 1図は岩根女流三段が▲8四歩△同歩に▲7四歩と突いたところ。後手の7一銀型に目をつけ、積極的な動きを見せました。以下△7四同歩▲8四飛△8三歩▲7四飛△7三歩▲8六飛(2図)と進行します。 後手の持ち歩は増えていませんが、先手は一気に2歩を持ちました。機敏な動きで、まずは岩根女流三段がポイントを取ったでしょうか。 (開始直後の岩根女流三段)
戦型は相振り飛車に 図は開始から30分ほどの局面。両者は過去に6回の対戦がありますが、そのすべてが相振り飛車。本局も当然のようにこの戦型に進みました。双方とも飛車を7筋から8筋に振り直し、駒組みを進めています。