2019年6月24日 (月)
速攻をしのぎつつ
開始の数手
対局開始前の様子
早くも開戦か
対局開始
6月24日 室田伊緒女流二段-松下舞琳アマ戦
おはようございます。第9期リコー杯女流王座戦(主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社)の二次予選より、室田伊緒女流二段と松下舞琳アマの一戦をお送りします。対局は関西将棋会館で、6月24日(月)10時開始予定。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。先後は振り駒で決定します。
なお勝者は本戦進出が決まります。
【棋譜ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/9/joryu_ouza201906240101.html
本局の中継は虹が担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。
2019年6月23日 (日)
勝利者インタビュー
――本局の感想、勝負のポイントはいかがでしょうか。
上田 野原さんはあの戦型をよく指しているのは知っていましたが、こちらはあまり経験がないですし、見る機会自体がまだ少ないので、急所が分からなかったのですけど(笑)。なるべく早い段階で戦いが起こらないよう、意識していました。
いろいろ難しいところが多かったのですが、△7五角に▲7六歩と打ったところの辺り(50~51手目)は、少し指しやすくなるかと思いました。野原さんは、最後の1歩なので打たせた方がいいと見たらしいですけど、こちらとしても7六はキズでもありましたし、最後に△7五角が詰めろで出られるような展開が負けやすいと思っていたので。▲7六歩から▲5八飛で少し良くなった気がしました。とはいえ、最後まで難しかったです。私のミスもありました。
(71手目)▲5三銀を打って、さすがに受からないだろうと思いました。
――本戦の抱負をお願いします。
上田 昨年はちょうど、産休、育休と重なる時期で(本戦初戦、岩根忍女流三段に不戦敗)、なかなか上のほうに食い込めたことがないのですが、現状、自分の調子が厳しい状態なので、対局を重ねることによって、少しずつ内容がよくなっていけばと思います。
あと、本戦になると、リコーさんが開発されたという、天井カメラから棋譜を自動入力するシステムを使うのが楽しみですね。頭が出てても認識されるのかなとか(笑)。ずっと記録係の問題はあったので。どういう形になるのか、すごく楽しみにしています。
――ファンに向けてひと言。
上田 3時間という持ち時間はけっこう長いので、しっかり読んで、自分の中で納得いく将棋を指せればと思います。
以上で本日の中継は終了です。ご観戦、ありがとうございました。
次回は6月24日(月)。対戦カードは室田伊緒女流初段-松下舞琳アマ戦です。
次回は6月24日(月)。対戦カードは室田伊緒女流初段-松下舞琳アマ戦です。
感想戦
上田が本戦進出
この局面で野原アマが投了しました。終局時刻は15時45分。消費時間は、▲上田2時間32分、△野原2時間31分。
勝った上田女流四段が本戦進出を決めました。