香川女流王将の勝利 図の局面で石本アマが投了。香川女流王将がベスト8進出を決めました。終了時刻は15時48分、消費時間は▲石本アマ2時間19分、△香川2時間5分。香川女流王将は次戦で加藤桃子女王と対戦します。
王手角取りが掛かる 図は15時40分頃、香川女流王将が6七の地点に銀を打って金銀を清算した局面。ここから△3九角▲3八飛△5七金▲同金△同角成▲同玉と激しく攻め立て、△4六金(下図)と打って王手金取りを掛けました。香川女流王将が優勢に進めているようです。
後手指せる 図は15時25分頃の局面。香川女流王将の捌きに、石本アマが力強く受け続けている展開ですが、現局面を見た村田顕弘五段は、「昼食休憩の時は振り飛車がさばけそうな感じはしなかったのですが、うまく手を作りましたね」と述べ、後手指せるいう見解を示しました。 (1階販売部で発売中の香川女流王将揮毫「執念」) (こちらは里見香奈女流王座揮毫「碧天」) (ショーウィンドーに展示されている扇子や盤駒、置物など)
強気の石本アマ 図は15時過ぎの局面。この▲5六角は1分の考慮で指されたもので、棋士室のモニターで本局を見つめる畠山鎮七段や糸谷哲郎六段からは、その度胸の良さに感嘆の声が出ています。 (3手目▲2六歩を指し、香川女流王将を見る石本アマ。度胸が良いと評判だ)
危険な一手 図は14時40分頃の局面。石本アマは得意とする捌きで動いていきましたが、これは△4四飛で危険とい糸谷六段が示しました。以下▲3五歩に△6六歩が厳しい切り返しで、▲同銀は△4六飛が銀の両取り。また▲3四角は△同飛▲同歩△5六角で危険とのことです。 (14時40分頃、糸谷六段と室田女流初段が棋士室で談笑していた)
金を繰り出す ▲6五同歩に香川女流王将の継続手は、金を繰り出していく△4四金でした。この手は△5五歩からの中央突破を見せながら3四の地点を手厚くした一手で、▲4七金には△3五歩や△3九角があります。よって某奨励会員によるとここは▲4七銀と引きと対抗する順が有力とのことで、それでも△5五歩には▲3四歩△同金▲5五歩(△同飛は▲3四角)があります。しかし、石本アマの指し手は▲3四歩と動いてく一手でした。 (14時30分頃の関西棋士室)
香川女流王将、仕掛ける 図は14時頃の局面。香川女流王将は戦機と見て1筋から仕掛けていきました。以下▲1五同歩△6五歩▲同歩と進みましたが、香川女流王将はどのような狙いで指し進めているのか、このあとの進行に注目されます。 (対局開始前、香川女流王将は開始直前まで瞑想していた)
室田伊緒女流初段が来訪 (13時30分頃、棋士室に来訪した室田伊緒女流初段。机のお菓子を記者に差し出す) (奨励会員が差し入れてくれた、和歌山県、新宮土産の鈴焼き) (お菓子を手に取る室田女流初段) (「いただきまーす」とパクリ)
レディース将棋セミナー 関西将棋会館4階多目的フロアにて、毎週月曜日に行われているレディース将棋セミナー。本日は13時からの部と15時からの部で、神吉宏充七段がゲスト出演しています。 (ゲスト出演で講師を務める神吉七段) (「いい扇子でしょこれ」と記者に扇子を見せる神吉七段) (エンターテナーらしく、すぐにおどけて見せた)