（勝った中澤女流二段）

（敗れた加藤女流二段）

（感想戦の様子）

以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。

中澤女流二段が133手で加藤女流二段をくだしました。終局時刻は16時28分。消費時間は、▲中澤２時間47分、△加藤２時間58分。勝った中澤女流二段は本戦進出を果たしました。

図は15時頃の局面。玉形差が大きく、攻勢を採っている先手が有利と見られています。図では▲８一角△５三玉▲７二馬が一例で、後手がしのぎきるのは容易ではありません。

（対局再開後、中澤女流二段は▲６五歩と開戦した）

（加藤女流二段はすぐに△７七角成と応じる）

12時、この局面で中澤女流二段が26分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲中澤１時間21分、△加藤38分。昼食注文は中澤女流二段が「豚しゃぶ（ごま味噌）弁当」（鳩やぐら）、加藤女流二段の注文はなし。対局は12時40分から再開されます。

（昼食休憩時の対局室）

（手番の中澤女流二段側から撮影）

初手から▲２六歩△８四歩というオープニングでしたが、中澤女流二段は後手の３二金型に反応して陽動振り飛車を採用しました。

第２図は11時頃の局面。中澤女流二段は銀冠に組み上げ、加藤女流二段はバランス重視で玉を中央に配しました。後手陣は守備力が高いので、先手がどこから仕掛けの糸口をつかむかに注目されます。

振り駒は中澤女流二段の振り歩先で行われ、「歩」が３枚。中澤女流二段の先手番で開始されました。

（中澤沙耶女流二段）

（加藤圭女流二段）

（対局開始前の様子）

６月24日（火）は、リコー杯第15期女流王座戦二次予選の中澤沙耶女流二段－加藤圭女流二段戦を中継いたします。
対局は10時から東京・将棋会館「香雲」で行われます。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。切れたら１手60秒未満の着手です。先後は振り駒で決定します。過去の対戦は１局で、中澤女流二段が制しています。

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/15/joryu_ouza202506240101.html

伊藤女流四段が中井女流六段に勝ちました。終局時刻は16時14分。消費時間は▲伊藤女流四段２時間28分、△中井女流六段３時間。伊藤女流四段が快勝で本戦入りを決めました。