2018年9月10日 (月)

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角換わり調の出だしから伊藤女流二段がいつものように▲6六歩と角道を止めて矢倉を志向すると、清水女流六段も呼吸をあわせて駒組みを進め、相矢倉の将棋になりました。図は10時45分過ぎの局面。まず後手から△4五歩と駒をぶつけました。

Imgp0065 (清水女流六段は△3三角~△5一角~△7三角と三手角に組んだ)

Imgp0094 (互いに一礼)

Imgp0098(伊藤女流二段が初手▲7六歩を着手)

Imgp0102 (清水女流六段はしばしの間を置いて△8四歩と応じる)

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Imgp0111 (大一番が始まった)

対局は定刻通りの10時に開始されました。まずは開始前の様子をお伝えします。

Imgp0043 (9時45分頃の対局室。奥に座っているのは、本局の日本経済新聞観戦記担当の上地隆蔵さん)

Imgp0045 (床の間の掛け軸は女流王座戦仕様に)

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Imgp0047 (9時51分、伊藤女流二段が入室)

Imgp0049 (用意されていた厚めの座布団を、もう少し薄いものに変更していた)

Imgp0056 (9時54分、清水女流六段が入室)

Imgp0064 (清水市代女流六段)

Imgp0078 (伊藤沙恵女流二段)

Imgp0085 (清水女流六段の振り歩先で行われた振り駒の結果は、と金が4枚。伊藤女流二段の先手と決まった)

※本局の写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用いたします。

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9月10日(月)は、第8期リコー杯女流王座戦挑戦者決定戦の清水市代女流六段(写真左)-伊藤沙恵女流二段(写真右)戦をお送りします。清水女流六段は第1期(2011年)、伊藤女流二段は第5期(2015年)に五番勝負に出場しており、どちらにとっても2回目の五番勝負出場を懸けた一戦です。対局場所は東京・将棋会館「特別対局室」で、持ち時間は各3時間。先後は振り駒によって決定されます。

中継担当は棋譜コメントが牛蒡、ブログが睡蓮です。どうぞよろしくお願いいたします。

【棋譜中継ページ】
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