2016年9月 1日 (木)

12時40分、対局再開。西山三段は△3四飛を着手しました。桂頭のキズを消す意味がありますが、ここから飛車をどう活用するかは課題になりそうです。

※1枚目と2枚目の写真は PENTAX K-30 を撮影に使用しております。

【K-30 | RICOH IMAGING】
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-30/

Imgp0971 (西山三段が先に部屋に入り、盤の前で考えていた)

Imgp0992 (里見女流四冠はハンドタオルを手にしている)

A195

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31図の局面で西山三段が38分使って12時となり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲里見42分、△西山1時間4分(持ち時間は各3時間)。昼食注文は両者なし。対局は12時40分に再開します。


A142_2 (休憩中の対局室)

A145 (31手目の局面)

A149 (先手陣は中住まい。バランスのよい構えだ)

A156 (後手はどのような囲いにするか。飛車を打ち込まれないようにしたい)

22_30里見女流四冠は1図から▲3八飛と飛車をぶつけました。以下△同飛成▲同金△7二玉▲7八金△1四歩▲5八玉△2四歩(2図=11時10分現在)まで進んでいます。本日、対局立会人(東京全体の対局立会い)を務める飯島栄治七段は、「相振り飛車では見たことのない戦い。横歩取りの感覚が求められますね」と話していました。横歩取りは2筋で飛車交換になる変化がありますが、それに少し似ています。

A138 (飯島七段)

2016年10月6日(木)に東京都港区元赤坂の明治記念館で「日経ビジネスイノベーションフォーラム」が開催されます。主催は日本経済新聞社、共催は株式会社リコーと公益社団法人日本将棋連盟。茂木健一郎氏の講演、羽生善治三冠と茂木氏の対談、加藤桃子女流王座と室谷由紀女流二段の特選対局などが予定されています。詳しくはリンク先をご覧ください。

【日経ビジネスイノベーションフォーラム開催のお知らせ】
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2016/08/post_1449.html

Dsc_5124 (加藤桃子女流王座=前期五番勝負第2局、紋蛇記者撮影)

振り駒は里見女流四冠の振り歩先で行われました。結果は歩が3枚。里見女流四冠の先手です。

A088 (記録係が盤上から里見女流四冠の歩を5枚取り、振り駒を行う)

A090 (本局の記録係は飯野愛女流1級)

A092 (手の中で駒をしっかりと振って散らす。結果は歩が3枚、と金が2枚)

A105 (対局開始前は作戦を練ったり、気持ちを高めたり、棋士によってさまざま)

A110

A098

A112 (定刻の10時に対局が始まった)

第6期リコー杯女流王座戦(主催・株式会社リコー、特別協力・日本経済新聞社)は2016年9月1日(木)に挑戦者決定戦が行われます。勝ち上がったのは里見香奈女流四冠と西山朋佳奨励会三段。加藤桃子女流王座に挑戦するのはどちらでしょうか。

対局場は東京・将棋会館の特別対局室。持ち時間は各3時間。先後は振り駒で決定します。棋譜コメントは銀杏、ブログ更新は牛蒡が担当します。よろしくお願いします。

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