2011年6月16日 (木)

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13時30分頃、図の局面で岩根女流二段が時間を使っている。考えられる順は(1)▲3三歩成△同飛成▲4五銀△3八竜や(2)▲2八飛△1五角▲4五銀△同歩▲3三歩成など。ここからの数手で形勢が動き出しそうな気配です。

13時35分頃、実戦は(1)の手順に進み、鈴木女流初段が考えています。
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(八雲)

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(鈴木女流初段は、再開されるとすぐに険しい表情で考えていた)

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(対照的に穏やかな表情で再開の一手を待つ、岩根女流二段)

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(再開から1分少々して、鈴木女流初段は▲4六銀とした)

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(岩根女流二段は数秒ですぐに△1五角)

(八雲)

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12時10分、図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲鈴木1時間25分、△岩根1時間0分。昼食の注文は両者ありませんでした。対局は13時に再開します。

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休憩の局面から、棋譜コメントで解説されている▲4六銀△1五角▲3五歩△2六角▲3四歩と進めた図です。以下後手は▲3三歩成が残っているため「いったんは△3四同銀と手を戻すのでは」といわれています。

(八雲)

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後手、岩根女流二段の三間飛車に、先手の鈴木女流初段は穴熊の作戦。後手は三間飛車から石田流に組み替えています。

「先手が穴熊で玉の堅さを主張するなら、後手は石田流からの軽いさばきを狙っていく」(18手目棋譜コメント)

11時10分頃、上図から岩根女流二段は△3三桂と跳ねました。消費時間は▲鈴木58分、△岩根23分(持ち時間チェスクロック3時間)。

(八雲)

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(9時45分頃の銀沙の間。記録係の植木祐斗初段が準備を整えている)

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(岩根女流初段は9時50分頃到着。お茶を出す記録係に「ありがとうございます」)

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(岩根忍女流二段)

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(対局室に虫が入ってきた。記録係がふすまを開けて「出て行ってくれないかなぁ」)

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10時を回り、隣の飛燕の間では対局が開始された。鈴木女流初段は体調不良で遅れる旨、あらかじめ将棋連盟に連絡が入っていた。

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(10時10分、鈴木女流初段が到着)

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(早速駒が並べられた)

(八雲)

10時10分、遅れていた鈴木女流初段が到着し対局が開始されました。振り駒の結果は「と金」が3枚で鈴木女流初段の先手となっています。061_2 
(初手▲7六歩を指す鈴木女流初段)

鈴木女流初段は遅れた10分の3倍、30分を持ち時間から差し引かれて対局開始となっています。

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(岩根女流二段の2手目は△3四歩)

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(3手目が指されたところ)

(八雲)