2011年8月12日 (金)

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11時30分頃の盤面モニター。▲1一角成に△7五銀とした局面。
香取りを受けるだけなら△8二飛も考えられましたが、それでは消極的で面白くないか、と中継室では見られていました。△7五銀は竹部女流三段らしい前進流の一手。先手が▲8七歩と受けてくれれば、そこで△8二飛と引いて手順に香取りを受ける順が幸便です。

(八雲)

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対局開始から1時間弱で40手を超え、早くも中盤戦。先手の2二角は一度△3三角と合わされて▲同角成△同桂▲2二角と再度打ったもの。これで香取りが受からない後手は、この瞬間に何か動かないといけません。竹部女流三段の攻めの構想が注文されます。

図から△4九角▲6八飛と進んで11時を回りました。消費時間は▲伊藤18分、△竹部20分。

(八雲)

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9時45分頃から駒が並べられた。

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記録係の平井奈穂子研修会員が振り駒を行う。
結果は「と金」が3枚で伊藤2級の先手に。

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竹部女流三段はお茶を飲んで対局開始を待つ。

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伊藤2級はじっと目を閉じて待っている。

(八雲)

2011年8月11日 (木)

第1期リコー杯女流王座戦は本戦トーナメント準々決勝が進行中です。8月12日(金)にお送りするのは、竹部さゆり女流三段-伊藤沙恵奨励会2級戦。両者ともに終盤力が高く、鋭い攻めと的確な受けで、ここまで勝ち進んできました。終盤の接戦が予想される本局は、女流棋士と女性奨励会員の戦いという点でも注目が集まります。

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9時20分頃の千駄ヶ谷上空。良く晴れて気温が上がっています。

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本日の対局室は飛燕の間です。

中継は棋譜・コメント入力を吟記者が、ブログを八雲が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

(八雲)