おはようございます。7月24日(水)は、リコー杯第14期女流王座戦本戦1回戦より、中井広恵女流六段-岩根忍女流三段戦と中村真梨花女流四段-和田あき女流二段戦の2局を中継いたします。対局場所は東京・将棋会館で、持ち時間は各3時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満で着手)。先後は振り駒によって決定されます。
中井女流六段-岩根女流三段戦の中継は琵琶が、中村真女流四段-和田あ女流二段戦の中継は康太が担当します。よろしくお願いします。
【中井広恵女流六段-岩根忍女流三段 棋譜ページ】http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/14/joryu_ouza202407240101.html
【中村真梨花女流四段-和田あき女流二段 棋譜ページ】http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/14/joryu_ouza202407240201.html
(西山女流三冠が長手数の詰みに打ち取った)



この局面で宮澤女流1級が投了しました。終局時刻は16時21分。消費時間は、▲西山2時間36分、△宮澤3時間0分。
後手の宮澤女流1級が金の押し売りから△4七歩成と△3九銀を間に合わせる勝負手を放ち、先手の西山女流三冠は安全勝ちを目指したのか、差が縮まっていたのか、▲3八歩と受けに回って流れが変わりました。後手の宮澤女流1級は△4六角と詰めろをかけて、パッと見は難しいといわれています。先手に勝ち筋がありそうですが、受け間違えるとすぐに負けになってしまいます。












12時、この局面で西山女流三冠が7分使って昼食休憩に入りました。消費時間は、▲西山40分、△宮澤1時間18分。昼食注文は西山女流三冠が「豚しゃぶ(梅しそだれ)弁当」(鳩やぐら)、宮澤女流1級が「バターチキンカレー」(rico curry)。対局は12時40分から再開されます。

相穴熊となり、後手が途中の△7三桂や図の△4六歩など、軽い動きを中盤に持ち込もうとしています。▲同歩△同角のあとは、△6五桂をからめて攻めていくのでしょう。相手のバランスを崩して、△8六飛や△8八歩が実現すれば後手成功です。