2023年7月14日 (金)

リコー杯第13期女流王座戦本戦1回戦、7月14日(金)は上田初美女流四段-武富礼衣女流初段戦を中継します。勝者はベスト8に進出します。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用・使い切ると1手60秒未満で着手)。先後は振り駒で決定します。

【リコー】(主催)
https://www.ricoh.co.jp/
【日本経済新聞】(特別協力)
https://www.nikkei.com/

本局の中継は八雲が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月11日 (火)

Img_0152(勝った加藤桃子女流四段)
Img_0157(敗れた中村真梨花女流四段)
Img_0159(中村女流四段は、仕掛けあたりでは手応えを感じていたようだ)
Img_0161(加藤女流四段は、誤算だらけでひどかった、とコメントを残す)
Img_0164(感想戦には対局立会人の山本真也六段も加わった)

以上で、本局の中継を終了します。ご観戦、誠にありがとうございした。

Joryu_ouza202307110101123▲加藤桃-△中村真戦は、123手で加藤女流四段が勝ちました。終局時刻は15時14分。消費時間は、▲加藤1時間28分、△中村3時間0分(チェスクロック使用)。勝った加藤は2回戦に進出が決まりました。次戦で堀彩乃女流1級と対戦します。

Joryu_ouza20230711010185直前の△2八馬に対して、自ら馬の交換はせず、金取りに桂を打ちました。△7四金には▲7五歩△同金に▲8三香成の突撃が有力です。以下△同玉に▲8四銀と王手金取りをかけて、先手優勢です。
Img_0151(加藤女流四段は、決着をつけにいく)

Joryu_ouza20230711010163上図は▲2八歩で、大駒の利きを止めた局面です。△2八同馬は▲2二竜で先手が駒得になり、△2八同竜は▲4六角が嫌らしいのぞきです。
Img_0132(加藤女流四段は玉の堅さを生かした戦いに持ち込みたい)

Joryu_ouza20230711010157この局面で12時となり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲加藤43分、△中村1時間16分。昼食はどちらも小雀弥のとろたま明太で、中村女流四段はうどん、加藤女流四段はそばで頼んでいます。対局再開は12時40分です。

Joryu_ouza20230711010139上図は△6四角に▲2六飛と浮いた局面です。モニターを見ていた山本真六段は「そんな手があるの」と驚いた様子を見せましたが「△1九角成に▲2四歩△同歩▲同飛△2二歩▲2三歩で大変ということですね。確かにそう見えます」との見解を示しました。
Img_0103(対局開始前、集中力を高める加藤女流四段)