2023年6月16日 (金)

Joryu_ouza202306160101107 ▲伊藤-△頼本戦は、伊藤女流四段が勝ちました。終局時刻は15時59分。消費時間は▲伊藤2時間55分、△頼本2時間22分。伊藤女流四段は第1期から13期連続の本戦入りを決めました。

Dsc_5785(感想戦は数分で終了し、すぐに駒が片づけられた)

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リコー杯第13期女流王座戦二次予選の▲大島綾華女流初段-△千葉涼子女流四段戦は、15時46分に109手で大島女流初段の勝ちとなりました。消費時間は▲大島2時間2分、△千葉3時間0分。大島女流初段は女流王座戦参加2期目で初めての本戦進出です。

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▲大島-△千葉戦は91手目▲4六金まで進み、大島女流初段が後手の攻めを催促しています。堂々とした指し回しです。
千葉女流四段は本局最長の熟考で△7八角成▲同玉△5八銀と攻めましたが、先手玉を寄せきるのは大変そうです。大島女流初段が優位を広げています。

Dsc_4751 (大島女流初段は震えずに強く応じている)

Joryu_ouza20230616030148図は14時10分頃の局面。
いよいよ本格的な戦いに入りました。立会人の佐藤義則九段は、図から▲7五同歩△同銀に▲7四歩△同金▲5四歩を一例として挙げました。ただ、▲7四歩に△7六歩と打つ変化があるかもしれないといいます。この順がまずいとすれば、ここで単に▲5四歩と突くことになるようです。以下△5五歩なら▲7五歩と手を戻します。後手も△5四金と歩を払えば、中央の押し合いが続くことになります。
「いずれにしろ、ここ数手が勝負どころです」と佐藤義九段。勝負は佳境を迎えています。

Img_0129 清水女流七段が鋭い踏み込みを見せた。

Img_0135 手番の矢内女流五段。ここでの対応が今後の流れを決める。

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▲大島-△千葉戦の対局再開後の一手は▲5三桂成でした。飛車金銀が利いている場所への焦点の成り捨て。以下、実戦は△5三同銀▲4五銀と進みました。午前中は桂が4五にいて攻め駒がつっかえている印象でしたが、それを成り捨てることで先手の駒の流れがスムーズになりました。桂損でも飛車角銀が5三や5四を狙って厳しい攻めを狙えます。

Dsc_4742 (千葉女流四段は受けに回る展開)

12時40分、対局が再開しました。

Img_0126 再開前の様子。休憩中も両者はほとんど盤の前を離れなかった。

Img_0127 清水女流七段はじっと黙想。

Img_0134 矢内女流五段は盤を凝視して考えている。

Img_0136 再開時刻を迎えても矢内女流五段は考え続けていた。

その後、矢内女流五段は12時45分頃に▲6七金を着手しました。