2021年5月25日 (火)

Dsc_0329(勝って本戦進出を決めた加藤結女流初段)

Dsc_0331(敗れた長沢女流四段)

Dsc_0339(感想戦の様子)

Dsc_0341(迫力のある玉頭戦を制した加藤結女流初段)

本日の中継は以上です。最後までご観戦いただき、ありがとうございました。

20210525i後手の加藤結女流初段が盤面を広く活用する攻めで優位を築いたようです。

1図から▲3五同歩△3六歩▲同銀△3四歩として、玉頭から動きました。

20210525j局面は2図に進み、△2七銀が痛打になったようです。以下▲同金△4七金▲6六角に△6四歩とリズムのいい攻めが続いています。

ただ、後手の攻め駒も豊富ではありません。先手は相手の攻めを押さえてしまえば挽回することができそうですので、なんとか踏みとどまりたいところです。

20210525f昼食休憩再開後、加藤結女流初段の△3三桂に対して、長沢女流四段が▲7五歩(1図)と仕掛けました。以下△7五同歩▲4八角△7二飛▲4五歩△7六歩▲4四歩△同金▲7五歩△4二飛▲7六飛(2図)と進んでいます。ようやく戦いが始まりました。

20210525h

12時40分、対局が再開しました。

Dsc_0320(先手の利を生かしたい長沢女流四段)

Dsc_0318(相手の仕掛けを警戒して駒組みを進める加藤結女流初段)

Dsc_0319(再開後、すぐに△3三桂と跳ねる加藤結女流初段)

Dsc_0316(対局室の様子。記録係の斎田女流五段も振り飛車党)

20210525d両者ともに高美濃から銀冠に組み替えました。膠着状態が続くと思われましたが、長沢女流四段が▲7七桂と跳ねたのです。相手の飛車が7筋にいるため大胆な一着といえます。まずは△7五歩を心配する必要がありますが、▲同歩△同銀に▲7三歩がうまい切り返しになるようです。▲7三歩を飛車以外の駒で取ると▲7五銀で銀をタダ取りできます。したがって後手は△7三同飛ですが、▲6五桂と飛車取りに跳ね出す手が絶好で、△7二飛に▲7五銀と銀を取ることができて先手が成功です。振り飛車は左桂がうまくさばければ優位に立つことが多いため、ここから局面が大きく動くかもしれません。

Dsc_0281(緩急自在のさばきで優位を築きにいく長沢女流四段)

20210525a先手の長沢女流四段が中飛車を選択しました。対して後手の加藤結女流初段は右銀を繰り出す急戦策を見せました。

1図で先手が▲6六銀と上がって後手の仕掛けを封じたため、第二次駒組みが始まります。

2図まで進み、互いに高美濃の堅陣を築き上げました。じっくりした戦いになっています。

20210525b

Dsc_0291(鋭い攻めが持ち味の加藤結女流初段。うまく戦機をとらえることができるか)