カテゴリ「第27期竜王戦挑決第1局」の記事
2014年8月15日 (金)
16時頃の控室
角の打ち合い
46手目△2四同歩の後、▲4五桂△4四銀▲4六角△5一角▲2五歩△同歩と進みました。
この▲4六角△5一角の打ち合いは部分的に前例があり、その代表局のひとつに第4期(1991年)竜王戦七番勝負第5局▲谷川浩司竜王-△森下卓六段(肩書は当時)があります。
参考図の▲5九角がその局面で、以下△4三金右▲6五銀右△同銀▲同銀△5五角▲7七銀と進んで先手が勝ちました。
本局では糸谷六段が▲2五歩△同歩と2筋を攻める展開を選んでいます。
(控室のモニターで進行を見守る大石直嗣六段と山崎隆之八段。2人は糸谷六段と同じ森信雄七段門下である)
販売課
中盤の難所
43手目▲4五歩の後、△同歩▲2四歩△同歩と進みました。ここで棋士室の検討陣は(1)▲4五桂と(2)▲3五歩を候補に挙げています。
(1)▲4五桂なら△4四銀▲2三歩△同金▲4六角、(2)▲3五歩なら△4四銀▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲2四飛が進行の一例として考えられます。
棋士室
攻め合いへ
昼食休憩の△3三銀の局面から▲6六銀△7五歩▲4五歩と進みました。すでに前例がなく、激しい攻め合いに突入しそうです。