(インタビューを受ける山口恵梨子女流初段)
「△2五桂(28手目)の成否はわかりませんでしたが、自玉が寄らなければ勝てるかなと思いました。(昨年に引き続いての本戦ですが、の問いに)去年よりも上に行けるようにがんばります」
本日もご観戦いただきありがとうございました。
(翔)
(インタビューを受ける山口恵梨子女流初段)
「△2五桂(28手目)の成否はわかりませんでしたが、自玉が寄らなければ勝てるかなと思いました。(昨年に引き続いての本戦ですが、の問いに)去年よりも上に行けるようにがんばります」
本日もご観戦いただきありがとうございました。
(翔)
(2年連続の本戦入りを決めた山口恵梨子女流初段)
(長谷川女流二段は初の本戦入りとはならず)
(両者持ち時間を1時間以上残した、早い終局だった)
(翔)
▲長谷川-△山口戦は68手で山口女流初段の勝ちとなりました。終局時刻は14時20分。消費時間は▲長谷川1時間56分、△山口1時間34分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。山口女流初段は2年連続の本戦入りとなります。
(翔)
右図から山口女流初段は△2九成香と攻めました。以下は▲同玉△1七飛成▲7三歩成のような展開が予想されていたのですが……。
長谷川女流二段は▲2九同銀と指しました。そして、△3七歩成とされた局面(右図)で手が止まっています。
右図で▲3七同角は△3五香の串刺しがあります。▲2三銀成は△1九飛成が、△2九竜▲同玉△2八銀▲1八玉△1七香までの詰めろ(参考図)。
棋士室では長谷川女流二段にうっかりがあったのではとも言われています。長谷川女流二段、しのげるでしょうか。
(昼食休憩明けの長谷川女流二段。厳しい表情で盤を見つめていた)
(翔)
図の△3六歩は好手と評判です。銀取りを受けて▲3六同銀なら△2九成香▲同銀△1九飛成(参考1図)のときに▲3六歩と突くことができません。
また、▲2九同銀で▲2九同玉は△1一香▲3九玉に△4四桂(参考2図)で、次の△5六桂が受けにくいと言われています。
(攻める山口女流初段)
(翔)
図は▲7四桂を防いで、△7三歩と受けたところ。▲9一飛成から攻めが続くでしょうか。
(昼食休憩時の棋士室。並べられていた棋譜が詰むや詰まざるやの局面になって盛り上がっていた)
(翔)
(対局再開を待つ両対局者。立会人の井上慶太九段も見守る)
(長谷川女流二段)
(山口女流初段)
(翔)
(駒は静山作の董斎書)
(翔)
図の局面で12時10分となり、昼食休憩に入りました。消費時間は▲長谷川1時間17分、△山口52分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。対局は13時から再開されます。
(翔)
図は長谷川女流二段が▲6六桂と打ったところ。△1八香成に▲7四歩と突き出し、長谷川女流二段がうまく切り返した印象です。△7四同歩には▲3五銀が考えられます。このときに△8四飛と回れないのも、▲6六桂~▲7四歩のメリットです。
(翔)