2016年7月 7日 (木)

竜王戦の決勝トーナメントは、第19期(2006年)から現行の形になりました。1組5位で出場した棋士は、組み合わせ上、初戦で4組優勝者、5組優勝者、6組優勝者のいずれかと対戦することになります。過去10年、1組5位で出場した棋士の初戦成績は以下の通りです(肩書、段位は対局当時)。

  • 第19期(2006年) 杉本昌隆七段○-●中村亮介四段(6組優勝)
  • 第20期(2007年) 谷川浩司九段○-●片上大輔五段(4組優勝)
  • 第21期(2008年) 羽生善治名人○-●糸谷哲郎五段(5組優勝)
  • 第22期(2009年) 松尾歩七段○-●豊島将之五段(5組優勝)
  • 第23期(2010年) 郷田真隆九段○-●戸辺誠六段(5組優勝)
  • 第24期(2011年) 佐藤康光九段○-●永瀬拓矢四段(6組優勝)
  • 第25期(2012年) 三浦弘行八段○-●稲葉陽六段(4組優勝)
  • 第26期(2013年) 山崎隆之七段○-●永瀬拓矢六段(4組優勝)
  • 第27期(2014年) 深浦康市九段○-●中村太地六段(4組優勝)
  • 第28期(2015年) 藤井猛九段●-○永瀬拓矢六段(4組優勝)

初回から9期連続で下位者の勝ち上がりを止めていましたが、前期、永瀬拓矢六段が初めてその厚い壁を突破しました。その後、永瀬六段は佐藤康九段、羽生名人に勝って、挑戦者決定三番勝負まで進出しています。果たして本局、青嶋五段は「1組5位の壁」を突破できるでしょうか。

12時40分、対局が再開しました。△5一金以下▲6六銀△3九角と進んでいます。このあと先手が飛車を逃げて、後手が△6六角成と銀を取り返せば駒の損得はなくなります。

△3九角

青嶋五段

御上段の間
(対局室の御上段の間)

盤面
(48手目△5一金の局面)

玉将
(青嶋五段の玉将。源兵衛清安という書体が名前が記されている)

王将
(豊島七段の王将。作者である児玉龍兒師の名前が記されている)

棋譜
(昼食休憩までの棋譜)

12時ちょうど、図の48手目△5一金の局面で、豊島七段が18分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島七段43分、△青嶋五段51分。昼食の注文は、両者ともにありません。対局再開は12時40分です。

△5一金

将棋界は、4月の年度始めから1年間を区切りにして、各棋士の個人成績を集計しています。2016年度に入って3ヶ月が経過しましたが、7月7日現在、各ランキングは以下の通り。豊島七段、青嶋五段とも4部門で上位に入っています。

◆対局数ランキング◆
1位 青嶋未来五段 16局
2位 豊島将之七段 15局
2位 永瀬拓矢六段 15局
4位 羽生善治三冠 14局
4位 増田康宏四段 14局


◆勝数ランキング◆
1位 青嶋未来五段 15勝
2位 豊島将之七段 13勝
3位 永瀬拓矢六段 10勝
3位 牧野光則五段 10勝
3位 増田康宏四段 10勝


◆勝率ランキング◆
1位 西尾 明六段 5勝0敗(1.000)
2位 青嶋未来五段 15勝1敗(0.938)
3位 牧野光則五段 10勝1敗(0.909)
4位 中座 真七段 7勝1敗(0.875)
5位 豊島将之七段 13勝2敗(0.867)


◆連勝ランキング◆
1位 青嶋未来五段 12連勝
2位 菅井竜也七段 10連勝
3位 豊島将之七段 9連勝
4位 佐藤天彦名人、黒沢怜生五段、石井健太郎四段、近藤誠也四段 8連勝

※現在、豊島七段は公式戦4連勝中、青嶋五段は公式戦6連勝中です。