2017年7月 4日 (火)

37△6五歩に対し、佐藤九段は▲8五歩! △同桂は▲8六歩の桂取り、△8五同銀は▲8六歩で銀を押し返す狙いがありそうですが、後手の攻めを呼び込むので、先手はかなり怖いです。村山七段が手を止めたまま、時刻は15時を過ぎました。

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(朝の佐藤九段。康光流の強い受けを放った)

村山七段の△7五歩から、戦いが始まりました。

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▲同歩に△8四銀と出たのが、村山七段の工夫です。

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銀は6四に出たほうが、△5四歩から△5五歩の動きもあって、駒組みの幅が広く見えるところです。それを8四に出たのですから、練りに練った手といえるでしょう。
△8四銀の効果は、もう少しあとで現れます。実戦は△8四銀に▲7七金△7五飛▲7六歩△7四飛▲2五歩△7三桂と進みました。

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△7三桂に▲5八金なら、△6四歩▲4六歩△6五歩と6筋に狙いをつけることができます。

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これが△8四銀の効果で、銀が6四にいないので、6筋を伸ばして争点にできます。8四の銀は取り残されているようですが、参考図は次に△7五歩▲同歩△同銀▲7六歩△6六歩の攻め筋があります。

佐藤九段は△7三桂に▲8六歩としました。以下△5二金右 ▲2四歩△同歩▲同飛が実戦の進行で、13時30分ごろの局面です。

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先手は金銀3枚が三段目にいて、バランス感覚が求められる陣形です。佐藤九段好みの展開といえます。村山七段はこのままだと攻めにくいので、△6四歩から△6五歩や、△7五歩▲同歩△同銀▲7六歩△6四銀の組み替えを考えたいところです。

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12時0分、この局面で佐藤九段が5分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲佐藤1時間16分、△村山31分。
昼食の注文は、佐藤九段が「うな重(梅)」(ふじもと)、村山七段が「冷しきのこうどん、唐揚げ(3つ)」(みろく庵)。対局は12時40分に再開されます。