2019年7月23日 (火)

2019072349 図は11時すぎの局面。藤井七段は3分で好点に角を据え、後手の動きに制約を与えました。ただ、この角が遊んだり目標になるようだと苦しくなる可能性が高く、この角打ちに本局の命運を託したといえそうです。

Photo_17 (朝の藤井七段。好点の角打ちに命運を託した)

JR大阪駅すぐのところにあるグランフロント大阪で、「梅田ゆかた祭り2019」が開催されていました。同所は関西将棋会館から東へ歩いて15分~20分ほどのところに位置しています。

Photo_24 (「梅田ゆかた祭り2019」がグランフロント大阪会場で行われていた(数日前に撮影))

12 (大勢の方が来場してイベントが行われていた。右奥に見えるのはデートスポットとしても有名な空中庭園)

Photo_25 (司会進行の方々と、大阪府の公式マスコット「もずやん」。府鳥であるモズをモチーフとしている)

Photo_26 (浴衣美女たちの後姿が、夏本番を感じさせてくれる)

Photo_27 (子供たちは元気に水遊び)

Photo_28 (カフェテラスに向かって階段を水が流れて行くように見えるのは、目の錯覚だろうか)

2019072342 図は42手目の局面で、豊島名人が4二玉型で仕掛けていったところです。両者の唯一の公式戦では、先手が7九玉・4五歩・5八金・2八飛型でこの△6五歩が指されていました。本譜は図から▲6五同歩△同桂▲6六銀△6四歩▲4五歩と進み、今年3月に行われた第44期棋王戦第4局、▲渡辺明棋王-△広瀬章人竜王戦の進行をなぞらえていましたが、豊島名人がそこで前例の△6三銀ではなく△3一玉(下図)と指し、前例に別れを告げています。

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昨日、右の山では永瀬拓矢叡王(1組2位)が鈴木大介九段(3組優勝)を破り、ベスト4進出を決めました。挑戦者決定三番勝負進出を懸けて、すでに勝ち上がっている木村一基九段(1組3位)と対戦します。
そして、左の山は渡辺明棋王(1組優勝)がベスト4にシード。本局の勝者と対戦します。本局で豊島名人が勝てば、ベスト4は1組の上位4人で占めることとなります。藤井七段が勝てば、初のタイトル挑戦にさらに一歩近づきます。また、ベスト4の4人は、40代から10代までの4つの代の棋士が各1人ずつという構図となります。ベスト4最後の椅子を懸けた一戦を制するのは、果たしてどちらでしょうか。

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◆藤井 聡太(ふじい そうた)七段◆

2002年7月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下。2016年、四段。2018年、七段。棋士番号は307。 棋戦優勝は3回。
通算成績は127勝22敗(0.852)。今年度成績は15勝2敗(0.882)(未放映のテレビ対局を除く)。
竜王戦は3期目で、通算20勝2敗(0.909)。今期は4組で優勝し、初参加から3期連続で決勝トーナメントに進出。これまでの2期はいずれもパラマストーナメント1勝で、今期はすでに自己記録を更新。初めて決勝トーナメントでタイトルホルダーとの対戦を迎えている。

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