2019年7月23日 (火)

20190723110 図の△4五桂は▲5二歩△同飛に▲5三歩があるため、指さないのではと予想されていたところで、脇八段は「豊島名人はケリをつけに行きましたね」とこの手に込められた意味について話しました。本譜は図以下▲1一角成△5七桂成▲同金△2一金(下図)と進みましたが、平藤七段は「藤井さんがよくなっていてもおかしくなさそうです」と見解を述べました。

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20190723109 図は21時50分ごろの局面。脇八段は「一時期は入玉勝負といった展開も予想されましたが、これは攻め合いになりそうに思います。大変な勝負という印象で、藤井さんのほうを持っても戦えるように思えてきました」と現局面について解説。継ぎ盤も△5二香に▲3三角成の踏み込みが並べられるなど、一層の盛り上がりを見せています。

 

20190723106 △3三桂打に▲3四歩と堅いところを攻めにいった藤井七段。対して豊島名人はノータイムで2六にいたと金を3六に寄せました。2七にいたと金がじりじりと先手玉に忍び寄る順で、次に△4七とや△2六角を見せています。解説会場から戻った杉本昌八段は棋士室の検討の様子を尋ねると、平藤七段は「先手が忙しそうですね」と返答しました。

20190723104図は香取りに△3三桂打と桂を投入したところ。桂を跳ねられるところでしたが▲3四歩と突かれてもそれほど響かない展開を豊島名人は選びました。これを見た村山七段は「やっぱり打つんですね」と感想を述べると、「ここで▲3四歩とは突きづらいですね。▲3四桂とかでしょうか」と候補手を挙げました。

20190723100 21時7分、豊島名人は成桂を見捨てて2七にと金を作りました。手数はこの手で100手に到達。ここからは▲1九飛△2六との順を脇八段は予想しており、「そうなると長い将棋ですね」と解説しました。