これまでの対戦を表にまとめました。成績はどちらも５勝で五分です（段位は対局当時のもの）。
戦型は相掛かりが最も多く、横歩取りや角換わりも指されています。手数の平均は135手と長手数の対局が多い傾向にあります。粘り強い棋風が持ち味の両者の特徴が出た結果といえそうです。

本局を戦うふたりの今期竜王戦成績をまとめました。どちらも相掛かりの採用が多く、得意戦法を用いて勝ち進んでいるのがわかります。
（山崎八段）

（稲葉八段）

12時40分、対局が再開されました。稲葉八段の着手はなく、考え続けています。
（稲葉八段は席に戻ると、タブレットをのぞき込んだ）
（対局再開。山崎八段は直前に対局室に姿を見せたが、再び部屋を離れた）
（△４五歩の局面。▲同歩以外に、左辺を補強する▲７八金も有力）

（12時になる５分ほど前に、稲葉八段は休憩を入れた）
（昼食休憩時の局面）
（本局の使用駒は、児玉龍兒師作、源兵衛清安書）

12時、この局面で稲葉八段が９分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲稲葉40分、△山崎１時間２分。昼食の注文は山崎八段がイレブンの一口ヘレカツ、稲葉八段が肉なん定食（うどん、やまがそば）。対局再開は12時40分です。