2012年7月 4日 (水)

51
▲4六金も少考での着手。稲葉の指し手も思い切りがいい。本局は読み少しでもほころびがあると一気に崩れてしまいそうな将棋。手の広い、指し手の選択が難しそうな局面で両者は決断よく指し進めていく。
ここで後手は(1)△3三桂と跳ねたいところ。棋士室では△3三桂▲7九玉で後手がどう指すか考えられていたが、はっきりとはわからなかった。一例として△3九角は、▲3八飛(▲5八飛は△4五銀)△5七角成(王手金取り)▲6八角△同馬▲同銀と激しいやり取りの後、3四銀取りが残る。この変化は先手が十分のようだ。
(2)△3二飛も考えられるが、「これはなんだか危なそうですね」と菅井竜也五段。△3五銀や△4五銀から3筋を突破する狙いだが、△3二飛には▲3六歩と打たれてうまくいかないようだ。(51手目コメントより抜粋)

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(昼食休憩時、稲葉六段の脇息に置かれていたハンカチ)

(潤)

48
図は15時40分頃、△3七角成と大石四段が角を取った局面。対して▲3七同桂と取ると棋士室ではみていましたが、稲葉六段は▲3七同金と金で角を取り返しました。山崎七段は、「▲3七同桂は以下△3五歩▲同銀△7三角▲4七飛△3二飛のように、さばきに出てこられる順を気にしたのだと思います」と感想を述べてくれました。

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(対局開始前の稲葉六段)

(潤)

42
図は15時頃の局面。大石四段は金取りに△4二飛と回りました。対して▲4五歩は△4四歩の合わせが気になるところ。強く迎え撃つなら▲4八飛と回る手ですが、これも△4六角▲同角△5五金打の強襲がありそうで、先手は4六の角を動かすと、△4八飛成と飛車を取られる筋があります。△4六角では△3五歩などの攻めもありそうで、現局面を棋士室のモニターで見た山崎隆之七段は、「(先手は)大丈夫なのかな」とつぶやいていました。

(潤)

38
14時30分頃、大石四段は△4五歩と歩を合わせ開戦。後手の角のにらみが強く、先手はこの歩を取ることは出来ません。稲葉六段は少考で▲3七角とこちらも自陣角を放ち、『角には角』で対抗しました。

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(対局開始前の大石四段)

(潤)