激しい流れに 対局再開後の一手は▲4五同桂。以下△同銀▲1五角(上図)までパタパタと手が進みました。▲4五同桂と桂を取ってから▲1五角と打ったのが稲葉六段の工夫で、棋士室に訪れた杉本昌隆七段や豊島将之七段は、「玉の安定感で後手持ちですけど、差が付いているというほどではないと思います」と一様に口を揃えました。▲1五角には△3二飛が自然な応対ですが、▲3三歩△4二飛▲4三歩△同飛▲5五桂△同金▲同銀(参考図)と進んだ局面は、1五の角が受けにも利いており、後手容易でない局面のようです。 (潤)
夕食休憩に △4五桂(56手目)の局面で夕食休憩となりました。稲葉六段がどのような受けの手を繰り出すのか。注目の一手は夜の戦いに持ち越しとなりました。△4五桂までの消費時間は▲稲葉3時間44分、△大石3時間5分。対局は19時に再開されます。 (若葉)
焦点の歩 図は17時頃の局面。大石四段は飛車、金、銀の利きに焦点の歩を放ちました。対して▲4七同飛は△3八角。また▲4七同銀は△4五桂と気持ちよく攻め込まれるため、▲4七同金が有力と棋士室ではみられていますが、以下△4五桂▲1五角△3七桂成▲4二角成△4八成桂▲5二馬△同銀▲4八金△2九飛▲4九歩△3六桂(参考図)と進むと、次の△4八桂成が△6九金以下の詰めろで厳しく、後手指せるのではないかと言われています。 (潤)