カテゴリ「第35期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2022年8月 1日 (月)

藤井聡太竜王への挑戦を目指す、第35期竜王戦決勝トーナメントが煮詰まってきました。2022年8月1日に行われるのは、永瀬拓矢王座(1組優勝)-山崎隆之八段(1組4位)戦です。
永瀬王座は今期の決勝トーナメントに初登場、山崎八段は稲葉陽八段を破りました。永瀬王座が勝てば第28、34期に続いて3回目、山崎八段なら第25期以来2回目の挑戦者決定三番勝負進出です。相手は佐藤天彦九段(1組2位)ー広瀬章人八段(2組優勝)戦の勝者となります。
対局場は東京・将棋会館「特別対局室」、持ち時間は各5時間、対局開始は10時です。先後は振り駒で決定します。
将棋連盟ライブ中継アプリの棋譜・コメント中継は牛蒡、ブログは紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

Dsc_7272(対局ボード)

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2022年7月26日 (火)

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本局のブログ中継は以上となります。ご観戦ありがとうございました。
第35期竜王戦決勝トーナメントの次の対局は、8月1日に行われる永瀬拓矢王座(1組優勝)-山崎隆之八段(1組4位)戦です。お楽しみに。

Dsc_4757 (終局後のインタビューに答える両対局者)

Dsc_4766 (ジリジリとした長期戦を制した佐藤天九段。5回目となる決勝トーナメントで初めての白星となった)

Dsc_4770 (敗れた高見泰地七段)

Dsc_4775 (佐藤天九段が質問に答えている間に、高見七段は棋譜用紙を見た)

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藤井聡太竜王への挑戦を目指す第35期竜王戦決勝トーナメント▲高見泰地七段-△佐藤天彦九段戦は、22時46分に140手で佐藤天九段の勝ちとなりました。消費時間は▲高見4時間59分、△佐藤4時間57分。勝った佐藤天九段は次戦で広瀬章人八段(2組優勝)と対戦します。

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図は113手目▲8五桂まで。高見七段が勝負勝負と攻めに出ています。高見七段は一分将棋、佐藤天は考慮中に残り10分を切りました。
図の▲8五桂は△同銀▲7七歩△9六飛▲7五角(参考図)という鋭い狙い筋があります。参考図の技が決まるか、後手から返し技があるか。終盤の勝負どころです。
佐藤天九段は△8五同銀▲7七歩に△5四桂と攻め合いに出て、勝ちを目指しました。

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図は96手目△6四銀の局面。高見七段が手段を尽くして攻めに出ました。△6四銀に▲同銀と銀を取り、ついに歩以外の駒が駒台にのりました。以下△6四同角▲5三銀△同金▲同歩成△同玉▲8四金と、高見七段が激しく攻めかかっています。
佐藤天九段としては豊富な持ち駒や、5六歩・6六歩の拠点が大きいので受けがいのある局面です。

Dsc_4628 (昼の高見七段。鋭い目で盤面を見ていた)

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図は82手目△3二金まで。佐藤天九段は2二にいた金を渋く玉に近づけました。21時を過ぎていますが、まだ歩以外の駒が交換になっていません。双方、残り時間は30分程度。ジリジリとした根比べの様相です。途中は、横歩を取って高見七段が1歩得でしたが、現在は後手の佐藤天九段が歩得かつ持ち歩を5枚も持っています。
実戦は高見七段が▲2六飛と力をためました。

Dsc_4477001 (朝、気を高める佐藤天彦九段)

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図は66手目△7五飛まで。佐藤天九段の飛車が8五から7五へ狭い位置に潜り込みました。△7六歩や△8五桂を狙っています。
代えて△8一飛のように飛車を引くと、先手は▲5五歩と飛車の横利きを通す手がありました。

Dsc_4756 (19時前の将棋会館。東京の雨は午後にやんだ)