カテゴリ「第34期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2021年7月28日 (水)

東京オリンピックの開会式が行われた国立競技場の外観です。将棋会館から徒歩圏内に位置しています。千駄ヶ谷は厳戒態勢で緊迫感に満ちています。

Dsc_7608(国立競技場の外観)

Dsc_7618(色鮮やかな各国の国旗が風になびいていた)

20210728c午後の戦いになって、永瀬王座が▲3五歩(図)と仕掛けました。以下△3五同歩に▲4五桂と攻めています。

対して後手はどう応じるのでしょうか。△3四金は▲5三桂成△同銀に▲3四角と金を取られてしまいます。△3二金と引くのが形ですが、▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩に▲3四飛と懐に潜り込まれる順があるかもしれません。

Dsc_7596(攻勢に出る永瀬王座)

Dsc_7567(永瀬王座は早めに昼食を済ませて対局室に戻っていた)

Dsc_7573(梶浦七段が対局室に戻ってきた)

Dsc_7578(手番の永瀬王座)

Dsc_7585(梶浦七段も前傾姿勢に)

Dsc_7580(12時40分、再開してすぐ永瀬王座は次の手を着手した)

Dsc_7595(昼食休憩再開直後の対局室)

20210728b

12時、この局面で永瀬王座が17分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲永瀬1時間3分、△梶浦33分。昼食の注文は永瀬がアンフォラのガーリックローストセット、コーヒー、鳩やぐらの納豆オムレツ(キムチ)。梶浦がふじもとのうな重セット(肝吸、ご飯少なめ)です。対局は12時40分に再開します。

20210728a注目の戦型は角換わりになりました。先手の早繰り銀に対して後手が△4四銀と左銀を繰り出して応戦しています。2筋は手薄になりますが、▲3五歩の仕掛けを封じました。実戦は▲1六歩△9六歩と進んでいます。

Dsc_7386(△4四銀と繰り出して先手の早繰り銀に対抗した梶浦七段)

Dsc_7313(1組優勝の永瀬拓矢王座)

Dsc_7328(4組優勝の梶浦宏孝七段)

Dsc_7352(駒を並べる両対局者)

Dsc_7394(振り駒の様子)

Dsc_7397(歩が3枚出て、永瀬王座が先手番に)

Dsc_7419(定刻の午前10時を迎えて対局が始まる)

Dsc_7425(永瀬王座の初手は▲2六歩だった)

おはようございます。第34期竜王戦決勝トーナメント準決勝の永瀬拓矢王座(1組優勝)-梶浦宏孝七段(4組優勝)戦をお送りします。対局は7月28日(水)10時から東京・将棋会館「特別対局室」で行われます。持ち時間は各5時間。先後は振り駒によって決定されます。本局の勝者は挑戦者決定三番勝負に進出します。両者の対戦成績は1勝1敗です。

本局の中継は、棋譜コメントを牛蒡、ブログを琵琶が担当します。よろしくお願いいたします。

【第34期竜王戦決勝トーナメント 永瀬拓矢王座-梶浦宏孝七段戦】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/34/ryuou202107280101.html

Dsc_7302(千駄ヶ谷の空はぶ厚い雲に覆われている)

2021年7月21日 (水)

Photo_61 (勝った八代弥七段。終局後、主催紙のインタビューに対し、「藤井王位・棋聖には2組の決勝で負けているので、リベンジの気持ちを持って臨みたい」と決意を述べた)

Photo_62 (敗れた久保利明九段は「最近、結果が出ていないので、何かきっかけを見つけられるように頑張っていきたい」と述べた)

Photo_63

Photo_64

Photo_65

Photo_66

以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。

Ryuou202107210101127▲八代-△久保戦は127手までで、八代七段の勝ちとなりました。終局時間は22時37分で、消費時間は▲八代4時間58分、△久保4時間59分。勝った八代七段は、次戦で挑戦者決定三番勝負進出を懸けて、藤井聡太王位・棋聖と対戦します。

(武蔵)