45分の考慮で△8六歩と動きました。▲同歩に△4五歩▲同歩△6六角、また△4五歩を楽しみにして△3一金が考えられます。
カテゴリ「第34期竜王戦挑決第1局」の記事 
2021年8月12日 (木)
相穴熊
相穴熊に進んでいます。控室では△8六歩▲同歩△4五歩▲同歩△6六角の仕掛けが指摘されていますが、はたして。13時46分、藤井王位・棋聖が手を止めて30分がたちました。
対局再開
昼食休憩時の特別対局室
昼食休憩
観戦記は読売新聞で
意表の三間飛車
相居飛車の最新形が予想されましたが、永瀬王座は意表の三間飛車を採用しています。角道を止める三間飛車はデビュー当時の得意戦法で、とにかく丁寧に受ける指し回しが特徴でした。とはいえ、近年は居飛車党で最新形を指しこなし、特に主導権の握りやすい先手番で振り飛車を用いたので、練りに練った作戦といえそうです。
これまでの対戦成績は永瀬1勝、藤井4勝。相居飛車は藤井王位・棋聖が全勝ながら、昨年の第70期王挑戦挑戦者決定リーグは永瀬王座が後手で角道を止める四間飛車で勝っています。
▲5八金左は11時前の局面です。振り飛車のトレンドは3八玉型からの地下鉄飛車や2九玉型のトーチカで、永瀬王座の新鋭のときはなかった作戦です。
(永瀬王座の三間飛車。控室では驚きの声が上がった)
対局開始
動画中継
本局はABEMAで動画中継されます。時間は8月12日(木) 09:30 〜 8月13日(金) 01:00です。解説は飯島栄治八段、黒沢怜生六段、石田直裕五段、聞き手は竹部さゆり女流四段と飯野愛女流初段が務めます。
【第34期竜王戦 挑戦者決定三番勝負第一局 藤井聡太王位・棋聖 対 永瀬拓矢王座】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DHEx1X5xZHrNRu