カテゴリ「第34期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2021年10月 9日 (土)

34_1_61図の局面で豊島竜王が30分を超える長考に入っています。60手目が指された時点で、残り時間は▲藤井2時間13分、△豊島1時間50分でしたから、1時間差がつこうとしています。形勢は豊島よしとみられていますが、残り時間を考えると、ここはハッキリとしたリードを築きたいところです。△8七飛成、△8一飛打、△3三桂、△6五桂など候補手が多く、悩ましい局面かもしれません。

Mnt1508(15時8分、モニター映像。両者とも前傾姿勢)

現地では14時から大盤解説会が始まっています。

大盤解説ライブが行われる速報ページはこちらhttps://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20211007-OYT8T50074/

14:00 松尾歩八段、山田久美女流四段
15:20 中村修九段、貞升南女流二段
16:40 松尾歩八段、山田久美女流四段
18:00 鈴木大介九段、貞升南女流二段

※上記は出演予定。変更の可能性もあります。

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Dsc_4727(松尾八段)

Dsc_4697(山田女流四段)

Dsc_4503 上村亘五段が控室を訪れています。読売新聞の観戦記執筆陣のひとりです。今日の読売新聞朝刊には、上村五段が執筆した、挑戦者決定三番勝負第1局(▲永瀬王座-△藤井三冠)の第3譜が掲載されています。本局2日目の進行について聞きました。

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(本日の読売新聞朝刊)

「藤井三冠は歩越し飛車と歩越し金を抱えて1日目から苦労している印象があります。豊島竜王が1日目に指した△3五歩(38手目)が機敏でした。現在は豊島竜王がいかにリードを広げていくかという流れに見えます。藤井三冠は辛抱のしどころで、厳しい手を浴びなければ再びチャンスが来ます」

34_1_50「1図では▲7五歩を検討していました。実戦で指された▲7五飛は△8六角の王手飛車取りがあるので意外です。▲7五飛△8六角▲7七角(2図=現局面)に△7五角▲同歩△同飛で先手がどう指すか難しいですが、藤井三冠は何かを見つけたのだと思います」

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34_1_5312時30分、図の局面で豊島竜王が18分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は☗藤井5時間1分、☖豊島5時間55分。藤井三冠の昼食は特選かるめら黒印度カレー、アイスレモンティー。豊島竜王は鰻丼、アイスレモンティー。対局は13時30分に再開します。

鰻丼はセルリアンタワー内にある日本料理「Japanese Cuisine 桜丘」、カレーは同じくタワー内のガーデンキッチン「かるめら」の料理です。

【Japanese Cuisine 桜丘】
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/sakuragaoka/index.html
【かるめら】
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/caramelo/index.html

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読売新聞社で写真を担当するのは、今期も東京本社写真部の若杉和希カメラマン。対局室に3台のリモートカメラを設置し、両対局者の対局中の表情を追っています。読売新聞オンラインでは、対局の模様をまとめた写真特集がアップされています。対局室の緊張感がひしひしと伝わる写真の数々、ネット観戦の合間にご覧ください。

【写真特集】能楽堂に妙なる駒音 第34期竜王戦七番勝負第1局https://www.yomiuri.co.jp/s/ims/34ryuoh71/

読売新聞オンラインの竜王戦七番勝負速報ページでは14時から、現地で行われる大盤解説の模様をライブ配信されます。大盤解説を担当するのは、鈴木大介九段、松尾歩八段、高見泰地七段ら。聞き手は山田久美女流四段、貞升南女流二段が務めます。

大盤解説ライブが行われる速報ページはこちらhttps://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20211007-OYT8T50074/

Dsc_4488(現地では現在、中村修九段と高見七段がトークをしている)

Dsc_4497_2 (高見七段)