カテゴリ「第33期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2020年7月13日 (月)

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将棋会館の上空は曇り空となっている。ただ、お昼過ぎには小雨が降り出し、夕方には再び本降りとなる見込みだ。本日の最高気温は26度の予想で、過ごしやすい気温だ。

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将棋会館隣の鳩森八幡神社。梅雨の合間の貴重な曇りということで、散策する人を数人見かけた。

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ご神木の大イチョウ。

Img_1841 比較的最近立てられた案内図。オリンピックに備えたものだろう。

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再開直前の対局室。石井六段が一人で考えていた。

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梶浦六段が戻る前に再開時刻を迎え、石井六段はすぐに△2二銀と引いた。次に△4四歩で先手の桂を取る狙いがあって、激しくなりやすい変化だ。

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午後の長い戦いが始まった。梶浦六段はこのあと4分ほどして対局室に戻っている。

33_312時、先手の▲4五桂に石井六段が33分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲梶浦32分、△石井1時間10分。昼食の注文は梶浦六段が「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」(鳩やぐら)、石井六段が「にぎり(上)・納豆巻(1本)」(千寿司)。対局は12時40分に再開します。

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「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」(鳩やぐら)。

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「にぎり(上)」(千寿司)

33図は11時半頃の局面。
早繰り銀から早い仕掛けを狙う後手に対して、先手は▲4五桂と跳ねだして先に動きを見せました。対して△4四銀なら▲2四歩からの歩交換が予想されます。問題は△2二銀と引かれて、次の△4四歩を見せられたときで、先手は桂を取られる前に激しく動く必要が出て来ます。

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梶浦六段が相手の機先を制するように動いた。

Img_1759 石井六段が上座に着き、王将を並べた。

Img_1764 梶浦六段が玉将を持つ。

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Img_1770 本局の読売新聞観戦記は鈴木宏彦さんが担当している。

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振り駒で先手番を引いたのは梶浦六段。たっぷり2分使って初手に▲2六歩を着手した。

Img_1817 石井六段はすぐに△8四歩と応じている。

10戦型は角換わりに進んでいる。

2020年7月12日 (日)

第33期竜王戦は決勝トーナメントが進行中です。本局は石井健太郎六段(4組優勝)-梶浦宏孝六段(5組優勝)の一戦です。両者の過去の対戦は石井六段1勝、梶浦六段2勝となっています。本局の勝者は、次戦で木村一基王位(1組5位)と対戦します。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。

20200713(決勝トーナメント表)

【関係リンク】
読売新聞社(主催)
野村ホールディングス(特別協賛)

中継は棋譜・コメントを生姜、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

2020年7月 6日 (月)

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(勝った梶浦六段。寄せ合いに持ち込み、最後は攻防手で決めた)

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(敗れた高野五段。自信がない進行だったと振り返っていた)

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(感想戦は15分ほど行われた)

以上で本局の中継は終了です。ご観戦ありがとうございました。

次回の中継は来週7月13日(月)、対戦カードは4組優勝の石井健太郎六段と、本日勝った梶浦六段です。

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終盤戦に入り、先手は▲2四歩と切り合いに。▲2四歩は非常に厳しい手ですが、△4七桂成から△5七成桂が間に合うと、先手の攻めが細くなるため、△4七桂成には素早く寄せられないといけないといけないはずです。▲2三歩成△同玉に▲2四歩△3二玉▲4四銀△同銀▲5四角が筋のいい攻めで、寄っているのでしょう。

後手は上記を選ばず、△2四同金と応じました。1歩入手して△8六歩と、これまた怖い攻めが飛んできそうです。

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(梶浦六段は切り合いにいって、先に寄せきれるかの勝負)