本局は対局場となる関西将棋会館で、大盤解説会が行われます。
場所:関西将棋会館2階道場
時間:18時開始(10時ごろから整理券の配布を2階道場で予定)
解説:稲葉陽八段
聞き手:北村桂香女流初段
料金:一般1500円(道場入場者1000円)
カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事
ライブ中継
本局は将棋プレミアムとAbemaTVでライブ中継が行われます。
【将棋プレミアム】
開場:9時
開演:9時40分
第1部:10時解説開始
解説:増田康宏六段
聞き手:塚田梨花女流初段
第2部:15時46分開始予定
解説:千葉幸生七段
聞き手:本田小百合女流三段
※10時〜12時、15時46分〜22時の時間帯は、囲碁・将棋チャンネルとの同時生中継を実施。
【AbemaTV】
開演:9時30分
解説:松尾歩、大平武洋六段、佐々木大地五段
聞き手:竹部さゆり女流四段、貞升南女流初段
藤井聡太七段(4組優勝)-近藤誠也六段(5組優勝)戦
おはようございます。
広瀬章人竜王への挑戦権を争う第32期竜王戦は決勝トーナメントが進行しています。本局はパラマストーナメント2回戦、藤井聡太七段(4組優勝)-近藤誠也六段(5組優勝)の一戦です。勝者は次戦で1組5位の久保利明九段と対戦します。
対局は関西将棋会館「御上段の間」で、6月28日(金)10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。
【読売新聞オンライン】(主催)
【野村證券】 (特別協賛)
本局の中継は棋譜・コメントを虹記者、ブログを潤が担当いたします。
よろしくお願いいたします。
感想戦の様子
近藤六段が勝利
105手で、近藤六段が梶浦四段をくだしました。終局時刻は21時58分。消費時間は▲近藤4時間45分、△梶浦4時間59分。勝った近藤六段は、次戦では藤井聡太七段(4組優勝)と対戦します。
先手勝勢
図は21時50分の局面。後手玉はすでに収拾のつかない格好になっており、先手玉に全力で猛攻を仕掛けていますが、どうやらこの攻めが届かないことがはっきりしてきました。先手勝勢と言っていいようです。
後手は残り2分に
図は21時30分過ぎの局面。△5五桂は29分の長考で打たれたもので、梶浦四段の残り時間は2分と追い込まれています。形勢は先手が少し良くなったように見えますが、先手玉も薄いためまだまだ予断を許さない状況が続きそうです。近藤六段の残り時間は24分です。
激戦が続く
時刻は間もなく21時を回ります。近藤六段の指した▲6六銀は取られそうな銀を活用して5七の地点を受けたもの。△6六同とには▲同飛と取れば手順に桂取りになる仕掛けです。対して梶浦四段は△6四歩と辛抱しています。銀を差し出した先手に対して、それを取らない後手。どちらも技を駆使して戦い抜いています。形勢はまだまだわからず、激戦が続きそうです。
激しい戦いに入る
時刻は17時40分を回りました。
図は△6六歩に対して、先手が強く▲2四歩と攻め合って、以下△1四金▲2三歩成△2五桂▲3二と△5三銀と進んだ局面です。ここで▲2五桂は△同金▲2九飛に△6七歩成▲同玉△5五桂(図1)が厳しく後手良し。▲4五桂と跳ね違うのは有力で、△6七角▲4八玉△6五角成▲同歩△6七歩成(図2)が進行の一例です。この図は6七のと金が大きそうですが、後手は角桂交換の駒損のため、いい勝負と思われます。いずれにしろ激しい変化が予想されるところで、勝負どころを迎えています。
対局再開
18時40分を回り、対局が再開しました。近藤六段はすぐに▲2六飛と寄っています。飛車を広くしながら、次に▲2四歩の狙いがありますが、△4四角のラインに入るので怖い手でもあります。例えば△6六歩とされたときに▲同銀は△4四角があるため、この歩は取れません。ここからは、互いにリスクを背負いながらのスリリングな展開となりそうです。