カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2019年6月28日 (金)

本局は将棋プレミアムとAbemaTVでライブ中継が行われます。

【将棋プレミアム】
開場:9時
開演:9時40分
第1部:10時解説開始
解説:増田康宏六段
聞き手:塚田梨花女流初段 

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第2部:15時46分開始予定
解説:千葉幸生七段
聞き手:本田小百合女流三段

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※10時〜12時、15時46分〜22時の時間帯は、囲碁・将棋チャンネルとの同時生中継を実施。

AbemaTV
開演:9時30分
解説:松尾歩、大平武洋六段、佐々木大地五段
聞き手:竹部さゆり女流四段、貞升南女流初段

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おはようございます。
広瀬章人竜王への挑戦権を争う第32期竜王戦は決勝トーナメントが進行しています。本局はパラマストーナメント2回戦、藤井聡太七段(4組優勝)-近藤誠也六段(5組優勝)の一戦です。勝者は次戦で1組5位の久保利明九段と対戦します。
対局は関西将棋会館「御上段の間」で、6月28日(金)10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。

【読売新聞オンライン】(主催)

【野村證券】 (特別協賛)

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本局の中継は棋譜・コメントを虹記者、ブログを潤が担当いたします。
よろしくお願いいたします。

2019年6月24日 (月)

Img_4470 終局直後、両者は早速口頭で感想戦を始めていた。

Img_4478 難解な将棋を中盤以降、徐々にリードを広げて押し切った近藤六段。

Img_4506 序盤に機敏に動きを見せた梶浦四段だったが、最後は届かなかった。

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Img_4529 新聞解説を務める中村太地七段(奥)が感想戦を見守る。

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本局の中継は以上で終わります。
次回の決勝トーナメントは、6月28日(金)関西将棋会館で藤井聡太七段(4組優勝)-近藤誠也六段(5組優勝)戦が行われます。どうぞお楽しみに。

20190624a105手で、近藤六段が梶浦四段をくだしました。終局時刻は21時58分。消費時間は▲近藤4時間45分、△梶浦4時間59分。勝った近藤六段は、次戦では藤井聡太七段(4組優勝)と対戦します。

2019062498図は21時50分の局面。後手玉はすでに収拾のつかない格好になっており、先手玉に全力で猛攻を仕掛けていますが、どうやらこの攻めが届かないことがはっきりしてきました。先手勝勢と言っていいようです。

2019062490図は21時30分過ぎの局面。△5五桂は29分の長考で打たれたもので、梶浦四段の残り時間は2分と追い込まれています。形勢は先手が少し良くなったように見えますが、先手玉も薄いためまだまだ予断を許さない状況が続きそうです。近藤六段の残り時間は24分です。

2019062485時刻は間もなく21時を回ります。近藤六段の指した▲6六銀は取られそうな銀を活用して5七の地点を受けたもの。△6六同とには▲同飛と取れば手順に桂取りになる仕掛けです。対して梶浦四段は△6四歩と辛抱しています。銀を差し出した先手に対して、それを取らない後手。どちらも技を駆使して戦い抜いています。形勢はまだまだわからず、激戦が続きそうです。

2019062476時刻は17時40分を回りました。
図は△6六歩に対して、先手が強く▲2四歩と攻め合って、以下△1四金▲2三歩成△2五桂▲3二と△5三銀と進んだ局面です。ここで▲2五桂は△同金▲2九飛に△6七歩成▲同玉△5五桂(図1)が厳しく後手良し。▲4五桂と跳ね違うのは有力で、△6七角▲4八玉△6五角成▲同歩△6七歩成(図2)が進行の一例です。この図は6七のと金が大きそうですが、後手は角桂交換の駒損のため、いい勝負と思われます。いずれにしろ激しい変化が予想されるところで、勝負どころを迎えています。

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201906246918時40分を回り、対局が再開しました。近藤六段はすぐに▲2六飛と寄っています。飛車を広くしながら、次に▲2四歩の狙いがありますが、△4四角のラインに入るので怖い手でもあります。例えば△6六歩とされたときに▲同銀は△4四角があるため、この歩は取れません。ここからは、互いにリスクを背負いながらのスリリングな展開となりそうです。