カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2019年7月 5日 (金)

本局は各種メディアで生中継が行われます。詳細は以下のとおりです。

【将棋プレミアム(要会員登録)】
囲碁・将棋チャンネルとの同時生中継あり
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=21a64b3761bca876a89d880487939a2a

第一部開場:10時開始予定
解説:黒沢怜生五段
聞き手:塚田恵梨花女流初段Photo_7
第二部開場:16時開始予定
解説:石田直裕五段
聞き手:貞升南女流初段Photo_8

【AbemaTV】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Dh2mLHiekJ5SUF
開場:9時30分(24時まで)
解説:中田功八段、豊川孝弘七段、金井恒太六段
聞き手:安食総子女流初段、北村桂香女流初段
Abema_3
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第32期竜王戦(主催・読売新聞 特別協賛・野村ホールディングス株式会社)は決勝トーナメント戦が進行中。本局は久保利明九段(1組5位)と、藤井聡太七段(4組優勝)がぶつかります。
対局は関西将棋会館「御上段の間」で10時開始予定。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

【読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
http://www.yomiuri.co.jp/

【野村證券】
https://www.nomura.co.jp/

【第32期竜王戦 決勝トーナメント】
http://www.shogi.or.jp/kisen/ryuuou/32/hon.html

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/32/ryuou201907050101.html

中継は棋譜・コメント入力が夏芽記者、ブログを武蔵が担当します。どうぞよろしくお願いします。

2019年7月 1日 (月)

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以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦くださいまして、ありがとうございました。

次回は7月5日(金)に、関西将棋会館で久保利明九段(1組5位)-藤井聡太七段(4組優勝)戦が行われます。

20190701_9797手で鈴木九段が橋本八段をくだしました。終局時刻は20時59分。消費時間は、▲鈴木4時間1分、△橋本4時間52分。勝った鈴木九段は、次戦で永瀬拓矢叡王(1組2位)と対戦します。

20190701_82図は20時頃の局面。▲3四桂のクサビが入って後手玉は不安な格好になってきましたが、橋本八段は△4七銀と、なおも踏み込みました。以下、▲2二銀△2四玉と進み、そこで▲4二桂成が▲3四金までの詰みを見た気持ちのよい一手。ここで後手は何か手段がないと、このまま急転直下で終局する可能性も考えられます。20190701_85_3



20190701_69再開後の一手は▲7四歩でした。対して△同飛なら比較的、穏やかでしたが、橋本八段は注文に応じずに△8六飛と走りました。以下、▲7三歩成△4六歩▲3五角と猛烈な攻め合いに進んでいます。

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対局室を映す天井カメラの映像からは、橋本八段の額に冷却シートが貼られていることが確認できます。対する鈴木九段は、盤に密着するほど近づいて、読みを入れている様子でした。

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20190701_6818時、この局面で鈴木九段が22分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲鈴木3時間23分、△橋本3時間23分。夕食注文は、橋本八段が「冷山かけそば」(ほそ島や)、鈴木九段が「にぎり・中、納豆巻」(千寿司)。対局は18時40分に再開されます。

20190701_57_2先手は、ついに8九の桂を成り込むことに成功しました。ただ、後手も黙っていません。上図から△5五歩▲4七銀引△7六歩と進んで下図。

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△7六歩と中空に垂らしたのが味わい深い手で、(1)△7七歩成と(2)△7三桂の狙いがあります。先手としては、いきおい▲7六同飛と取り返したいところですが、それには△7五銀と引く手が飛車桂両取りになってピッタリです。

A7300064(昼食休憩再開後の橋本八段)



15時40分頃、本局の読売新聞観戦記の解説役を務める田村康介七段が中継室に顔を見せました。田村七段と鈴木九段は、故・大内延介九段門下の兄弟弟子という間柄です。

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A7300083(「鈴木流ならこうやる」と明快な口調で記者に解説中)