カテゴリ「第32期竜王戦決勝トーナメント」の記事
昼食休憩
図の26手目△8五歩の局面で久保九段の考慮が19分を記録し、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲久保九段1時間3分、△藤井七段42分。対局は12時40分から再開されます。
無難な進行
藤井聡太七段
◆藤井 聡太(ふじい そうた)七段◆2002年7月19日生まれの16歳。愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下。2012年、6級で奨励会入会。2016年、四段(プロ入り)。2018年、七段。棋士番号は307。
棋戦優勝は3回。
第30期から竜王戦に参加。前期は5組ランキング戦を勝ち進んで優勝。決勝トーナメント進出と同時に4組に昇級を果たします。決勝トーナメントでは1回戦を勝ち進み、2回戦で、増田康宏六段に敗れました。
今期は4組ランキング戦で村田智弘六段、畠山成幸八段、中田宏樹八段、高見泰地叡王、そして、菅井竜也七段を破って優勝。3期連続で決勝トーナメント進出を決め、同時に3組昇級を決めました。本戦トーナメントでは近藤誠也六段に勝って、本局を迎えました(肩書は当時のもの)。
詰将棋に裏づけされた卓越した終盤力が持ち味です。
久保利明九段
◆久保 利明(くぼ としあき)九段◆1975年8月27日生まれの43歳。兵庫県加古川市出身。淡路仁茂九段門下。1986年、6級で奨励会入会。1993年、四段(プロ入り)。2010年、九段。棋士番号は207。
タイトル戦登場は14回。獲得は棋王3期、王将4期の計7期。棋戦優勝は6回。
7期から竜王戦に参加。前期は1組4位の成績で決勝トーナメントに出場。増田康宏六段に勝ちましたが、挑戦者決定三番勝負目前で、広瀬章人八段に敗れました(肩書は当時のもの)。
今期は1組5位で決勝トーナメントに出場。本局が今期決勝トーナメントの初陣となります。
振り飛車党のトップ棋士で、「さばきのアーティスト」の異名を持ちます。また、師匠である淡路仁茂九段譲りの土俵際の粘り腰にも定評があり、「粘りのアーティスト」と形容されることもあります。
戦型
対局開始前(2)
対局開始前(1)
対局開始
大盤解説会
関西将棋会館の2階道場では、本局の大盤解説会を行います。
詳細は以下のとおり。
日時:7月5日(金)18時~(当日、午前10時頃から2階道場で整理券を配布予定)
解説:井上慶太九段
聞き手:武富礼衣女流初段
お問い合わせ:06-6451-0220 関西将棋会館道場
https://ux.nu/izNmT