千葉幸生七段が来訪 15時過ぎ、先崎九段と入れ替わりで千葉幸生七段が中継室を訪れました。 「(図から)▲4七金と上がって、先手の攻めは1・3・5筋の突き捨てから▲4五桂のイメージですね」と、千葉七段は先手の攻め筋を示しています。ただ、決行するのは6二玉型のときがいいのか、それとも7二玉型のときか、タイミングの見極めが難しいとも話しました。 (千葉七段は記者のパソコンの図面を見て解説)
先崎学九段が来訪 14時過ぎ、所用で将棋会館を訪れていた先崎学九段が、中継室に来訪しました。 (本日の中継局に目を通し、見解を述べる)(▲佐藤九段-△木村九段戦に関しては、下の図から「(先手が)仕掛けるのは骨が折れるねえ」とコメント。先手が動く順を組み立てるのは大変と見ている)
Le Carre 本日、佐藤九段が昼食を注文した「Le Carre」は北参道駅徒歩2分、原宿・千駄ヶ谷駅から徒歩10分、東京・将棋会館から徒歩5分の距離にあるフランス流のデリ・カフェです。対局時、昼食、夕食の注文をこちらに頼む棋士もたくさんいます。(お店の外観は青で統一されている) (看板)
待機する後手 再開後、両者小刻みに時間を使いつつ、図の局面まで進みました。代えて△4四歩と打った将棋がありましたが、この△4三銀で前例がなくなりました。木村九段は徹底して待ちの姿勢のようです。佐藤九段はどう仕掛けの糸口をつかむでしょうか。 (木村九段は後手番ということもあり、待機策を採る)
昼食休憩に 12時、図の局面で木村九段が37分使って昼食休憩に入りました。。消費時間は、▲佐藤九段23分、△木村九段1時間6分。昼食の注文はは佐藤九段が「トマトソースの煮こみハンバーグ+半熟卵」(Le Carre)、木村九段の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。
4筋で小競り合い 図は直前の△4四歩に対し、佐藤九段が▲4五歩と動いたところです。以下△4一飛▲4四歩△同飛▲4七歩△4一飛▲8八玉と進みました(2図)。 手元のデータベース上では前例は9局あり、先手6勝、後手3勝の数字が出ています。先手が勝ち越していますが、直近の2局は△7二金と指して後手が連勝。佐藤九段も先手を持って敗れた経験がある形です。また、△7二金以外には△6三玉や△6三金も指されており、木村九段が分岐点を迎えています。 (佐藤九段は自身が敗れた形を採用)