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朝の様子
広瀬章人八段(1組優勝)-久保利明王将(1組4位)
羽生善治竜王への挑戦権を争う、第31期竜王戦決勝トーナメント。7月31日(火)は、広瀬章人八段(1組優勝)-久保利明王将(1組4位)戦をお送りします。勝者は挑戦者決定三番勝負に進出する大一番です。これまでの対戦成績は広瀬八段4勝、久保王将8勝と、久保王将が勝ち越しています。
対局は東京・将棋会館「特別対局室」で10時開始。持ち時間は各5時間、先後は振り駒で決定します。
昨日に行われた、三浦弘行九段(2組優勝)-深浦康市九段(2組2位)戦は深浦九段が制し、挑戦者決定三番勝負の登場を決めています。
【将棋プレミアム】
本局は囲碁・将棋チャンネルの将棋プレミアム(要会員登録・有料・1日会員あり)で生中継が行われます。解説は飯塚祐紀七段、聞き手は貞升南女流初段です。
中継は棋譜・コメントを文、ブログを紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。
感想戦の様子
終局直後の様子
深浦九段が挑戦者決定三番勝負進出
124手まで、深浦九段が勝ちました。終局時刻は22時13分。消費時間は、▲三浦4時間57分、△深浦4時間53分。勝った深浦九段は挑戦者決定三番勝負で、明日行われる久保利明王将-広瀬章人八段戦の勝者と戦います。
後手優勢
鳩森神社の指導対局を終えた先崎九段が中継室に戻ってきました。現局面を見て「これは後手がだいぶよさそうです。かなり大きな優勢と言えそうですね」と評しました。具体的には△6六歩や△8六歩と攻めて後手が有望だということです。
角打ちが好手
時刻は20時を回りました。図の△1四角は次に△4七角成や△4七竜を狙っています。それを受けて▲3八銀としても、△4六竜と桂を取ることができます。この角が好手で、依然として後手がリードを保っていると見られています。
△1四角までの消費時間は▲三浦4時間8分、△深浦3時間58分。
ぴったりの一手
夕食休憩明けから、パタパタと7手進みました。図の△3三桂が中継室の検討で「歩を払いながら馬に当てるぴったりの手」と言われており、後手がリードしていると見られています。