第31期竜王戦(主催:読売新聞社、特別協賛:野村證券)決勝トーナメント、増田康宏六段(4組優勝)- 藤井聡太七段(5組優勝)戦は、6月29日(金)東京・将棋会館「特別対局室」で10時に開始されます。
持ち時間は各5時間。先後は振り駒によって決定されます。
本局の勝者は、次戦で1組5位の佐藤康光九段と対戦します。
中継は棋譜コメント入力が八雲、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。
【読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
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【野村證券】
http://www.nomura.co.jp/
本局は将棋プレミアム、ニコニコ生放送、AbemaTV 将棋 LIVE チャンネルで生中継されます。
将棋プレミアムの第1部(10時解説開始)の解説者は田中悠一五段、聞き手は貞升南女流初段。第2部(16時解説開始)の解説者は村山慈明七段、聞き手は千葉涼子女流四段。
ニコニコ生放送の解説者は田村康介七段、聞き手は中村真梨花女流三段が務めます。
AbemaTV 将棋 LIVE チャンネルの解説者は藤森哲也五段、黒沢怜生五段、佐々木大地四段、聞き手は本田小百合女流三段、飯野愛女流初段。
【将棋プレミアム】
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【ニコニコ生放送】
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【AbemaTV 将棋 LIVE】
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▲都成-△藤井聡戦は104手で藤井七段の勝ちとなりました。終局時刻は22時11分。消費時間は▲都成4時間58分、△藤井4時間53分。
藤井聡七段は、先手の攻めをいなしながら手順に端に戦力を集め、満を持して先手陣の急所に手を伸ばしました。現局面は後手優勢との評判です。
いよいよ終盤戦に突入しました。藤井聡七段は△3八飛と打ちました。▲7二馬とすると、△9六桂▲同香△9九角▲同玉△9八金(変化図)以下の詰みが待っています。
実戦は▲7二馬ではなく、▲6八金打と受けました。
ここで△4九角が予想されています。
都成五段が攻め続けています。飛車取りを放置して▲4四角と打ちました。△5三銀なら▲3四飛△同歩▲1一角成で攻めを継続できます。




藤井聡七段は前手▲3五歩を相手にせず、△7二銀と引いて千日手も辞さない構えを見せました。都成五段は17分の少考で、歩頭に桂を跳ぶ勝負手を繰り出します。△4五同歩に▲3四歩△同銀▲4五銀左△同銀▲同銀が一例で、攻めを継続させる狙いと見られています。
都成五段は▲3五歩と突き出しました。6手前に自分から歩を手放しただけに、意表を突かれます。棋士室の宮本五段は、△3五同歩▲同銀△3六歩に▲4五桂△同歩▲同銀△3七歩成▲3四歩を示しました。