カテゴリ「第31期竜王戦決勝トーナメント」の記事 
2018年6月25日 (月)
夕食休憩
夕食休憩前の棋士室
じっくりした将棋
都成五段は20分の考慮で、▲3六歩と桂頭のキズを消しました。棋士室の星野良生四段は、「△3一玉~△3二金と仕切り直しになるかもしれませんね。じっくりとした将棋です」と、話しています。
千日手?
16時25分頃の局面です。桂を跳ねる前の局面では、▲6七金寄~▲7七金寄として「千日手もありうるのでは?」と話されていました。
しかし、都成五段は4分の少考で▲3七桂としました。千日手にするつもりは毛頭ないようです。
関西将棋会館2階道場
関西将棋会館2階には道場があり、いつでもお客様同士で将棋を楽しむことができます。ほかにも、プロ棋士の指導対局や奨励会員に挑戦できる「ワンコインチャレンジ」、こども将棋教室なども運営しています。
通常は4階「多目的ルーム」で行なっているレディースセミナーが、今日は対局の関係で2階の道場で開催しています。
【関西将棋会館道場】https://goo.gl/hwzwDT
【関西将棋会館道場ブログ】http://kansai-dojo.jugem.jp/
【レディースセミナー】https://goo.gl/hPoyK1
(道場では多くのお客様が将棋を楽しんでいた)
(モニターで本局の模様を流している)
(道場奥側ではレディースセミナーが行われていた)
(ゲスト講師の船江恒平六段)
(指導対局を行う)
(レディースセミナー講師の藤内忍指導棋士五段)
(同じくレディースセミナー講師の岡本洋介指導棋士四段)
対局再開後、藤井聡七段は△7二銀~△8三銀と局面の打開を図りました。このあと△8四銀~△8五銀と棒銀を含みにしながら戦うことが予想されています。
上図の局面で、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲都成3時間47分、△藤井聡2時間59分。夕食の注文は藤井七段がやまがそばの親子丼、都成五段がイレブンのバターライス。対局再開は18時40分です。



藤井聡七段は△6二金と寄りました。棋士室には山崎隆之八段が訪れています。





7七にいた角を5九に引いた局面です。棋士室を訪れた宮本広志五段は、先手が次に何を指すか難しい、と話しています。ここから、△8六歩には▲8六同歩と応じられます。以下、(1)△8五歩は▲同歩に△同桂が角に当たらず、(2)△8六同角▲同角△同飛は▲5九角の1手が無駄になりますが、手損の代わりに駒を持つことができます。






昼食休憩後、藤井聡七段は形にとらわれずに△3三金と上がりました。棋士室の村田智弘六段は、▲6五歩と突いて▲4四角を狙う筋を示しており、4四の歩にヒモをつけて備えます。