カテゴリ「第31期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2018年6月25日 (月)

66対局再開後、藤井聡七段は△7二銀~△8三銀と局面の打開を図りました。このあと△8四銀~△8五銀と棒銀を含みにしながら戦うことが予想されています。
Img_9292(夕食休憩明け、どのような戦いが起こるのか)

63上図の局面で、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲都成3時間47分、△藤井聡2時間59分。夕食の注文は藤井七段がやまがそばの親子丼、都成五段がイレブンのバターライス。対局再開は18時40分です。

Img_9588(5階エレベーターホールに飾ってある大山康晴十五世名人の肖像写真)

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(対局場に続く廊下)

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62藤井聡七段は△6二金と寄りました。棋士室には山崎隆之八段が訪れています。
「▲3七桂~▲3六歩は難しいですね。最初から千日手を目指していたとは考えにくいので、気が変わったのでしょうか」と、千日手の可能性に言及しました。
ちなみに、山崎八段はこれまで千日手を1局しか経験していません。

Img_9576(畠山鎮七段と山崎隆之八段)
Img_9577(平藤眞吾七段。山崎八段の千日手局の対戦相手だった)

61都成五段は20分の考慮で、▲3六歩と桂頭のキズを消しました。棋士室の星野良生四段は、「△3一玉~△3二金と仕切り直しになるかもしれませんね。じっくりとした将棋です」と、話しています。

5916時25分頃の局面です。桂を跳ねる前の局面では、▲6七金寄~▲7七金寄として「千日手もありうるのでは?」と話されていました。
しかし、都成五段は4分の少考で▲3七桂としました。千日手にするつもりは毛頭ないようです。

関西将棋会館2階には道場があり、いつでもお客様同士で将棋を楽しむことができます。ほかにも、プロ棋士の指導対局や奨励会員に挑戦できる「ワンコインチャレンジ」、こども将棋教室なども運営しています。
通常は4階「多目的ルーム」で行なっているレディースセミナーが、今日は対局の関係で2階の道場で開催しています。

【関西将棋会館道場】https://goo.gl/hwzwDT
【関西将棋会館道場ブログ】http://kansai-dojo.jugem.jp/
【レディースセミナー】https://goo.gl/hPoyK1

Img_9548(道場では多くのお客様が将棋を楽しんでいた)
Img_9528(モニターで本局の模様を流している)
Img_9466(道場奥側ではレディースセミナーが行われていた)
Img_9537(ゲスト講師の船江恒平六段)
Img_9554(指導対局を行う)
Img_9487(レディースセミナー講師の藤内忍指導棋士五段)
Img_9562(同じくレディースセミナー講師の岡本洋介指導棋士四段)

457七にいた角を5九に引いた局面です。棋士室を訪れた宮本広志五段は、先手が次に何を指すか難しい、と話しています。ここから、△8六歩には▲8六同歩と応じられます。以下、(1)△8五歩は▲同歩に△同桂が角に当たらず、(2)△8六同角▲同角△同飛は▲5九角の1手が無駄になりますが、手損の代わりに駒を持つことができます。
宮本五段は「戦いが起こりそうにないなあ」とつぶやきました。

Img_9530_2(モニターを見ながら見解を述べる宮本五段)

40昼食休憩後、藤井聡七段は形にとらわれずに△3三金と上がりました。棋士室の村田智弘六段は、▲6五歩と突いて▲4四角を狙う筋を示しており、4四の歩にヒモをつけて備えます。
Img_9392(モバイル中継で局面をチェックする村田智弘六段)