カテゴリ「第31期竜王戦決勝トーナメント」の記事
三浦九段が4強入り
この局面で松尾八段が投了しました。終局時刻は21時29分。消費時間は▲松尾4時間42分、△三浦4時間35分。勝った三浦九段はベスト4進出を決めました。
後手が優位を拡大
図の局面で松尾八段は▲6二馬と逃げました。代えて▲6三馬△同金▲7二銀が厳しそうに見えましたが、村山七段の検討では△5八角が厳しいようです。▲4八金は△7六角成とし、▲6四飛△同金▲8一銀成には△8四香が絶好のカウンターで、後手がはっきりいいとの見解です。なお、△5八角に▲8一銀成も、△4七角成が飛車取りになり、8一成銀の働きが弱く、後手がいいようです。
▲6二馬に実戦は△6一香▲7三桂△6二香▲8一桂成△5四銀と進みました。村山七段は「後手がリードを拡大していると思います」と話しています。
夜戦に入る
夕食休憩が終わり、夜戦に突入しました。再開後の指し手は拠点を消しにかかる△4三歩でした。将棋プレミアム解説役の石田五段は先手が苦しいと見ているようです。目につく▲3五歩は△4四銀として、▲3四歩と取り込む手が甘いとの見解でした。
夕食休憩に入る
第二次決戦に
16時30分過ぎ、局面が動きました。後手が△5四歩(第1図)と打開。村山七段は△5四歩を見て「後手は指しやすいと思っているはずです」と解説しました。以下▲6六歩△同歩▲同飛に△8六歩(第2図)と進んでいます。
さらに第2図から▲8六同銀△5五歩と進行しました。▲6五歩(△5三角は▲5五銀で先手よし)には村山七段が解説した△8六角と切る手があって、▲同歩に△5六歩で2枚換えに持ち込むことができます。△5五歩に先手がどう応じるか注目が集まります。
将棋プレミアム
16時過ぎ、将棋プレミアムの解説が始まりました。解説は石田直裕五段、聞き手は飯野愛女流初段です。
【将棋プレミアム】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=c29d45f612444d02757dcddbd0c177ae