カテゴリ「第31期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2018年7月 2日 (月)

20180702m

図の局面で松尾八段は▲6二馬と逃げました。代えて▲6三馬△同金▲7二銀が厳しそうに見えましたが、村山七段の検討では△5八角が厳しいようです。▲4八金は△7六角成とし、▲6四飛△同金▲8一銀成には△8四香が絶好のカウンターで、後手がはっきりいいとの見解です。なお、△5八角に▲8一銀成も、△4七角成が飛車取りになり、8一成銀の働きが弱く、後手がいいようです。
▲6二馬に実戦は△6一香▲7三桂△6二香▲8一桂成△5四銀と進みました。村山七段は「後手がリードを拡大していると思います」と話しています。

20180702l夕食休憩が終わり、夜戦に突入しました。再開後の指し手は拠点を消しにかかる△4三歩でした。将棋プレミアム解説役の石田五段は先手が苦しいと見ているようです。目につく▲3五歩は△4四銀として、▲3四歩と取り込む手が甘いとの見解でした。

20180702k18時、この局面で三浦九段が7分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲松尾3時間30分、△三浦3時間11分。夕食の注文は松尾八段がざるそば(ほそ島や)、三浦九段が五目やきそば(紫金飯店)です。対局は18時40分から再開します。

59743 (ほそ島やのもりそば)

119216 (紫金飯店の五目やきそば)

Dsc_9967 (夕食休憩時の局面。手前が先手の松尾八段)

Dsc_9970 (後手玉の周辺で激しい戦いが起きている)

Dsc_9966002 (夕食休憩時の特別対局室)

20180702h16時30分過ぎ、局面が動きました。後手が△5四歩(第1図)と打開。村山七段は△5四歩を見て「後手は指しやすいと思っているはずです」と解説しました。以下▲6六歩△同歩▲同飛に△8六歩(第2図)と進んでいます。

20180702iさらに第2図から▲8六同銀△5五歩と進行しました。▲6五歩(△5三角は▲5五銀で先手よし)には村山七段が解説した△8六角と切る手があって、▲同歩に△5六歩で2枚換えに持ち込むことができます。△5五歩に先手がどう応じるか注目が集まります。

16時過ぎ、将棋プレミアムの解説が始まりました。解説は石田直裕五段、聞き手は飯野愛女流初段です。

Dsc_9961 (解説の石田五段と飯野女流初段)

Dsc_9932 (放送開始前、モニターで現局面を確認する石田五段)

Dsc_9938 (飯野女流初段もモニターで進行を確認する)

Dsc_9955 (楽しそうに打ち合わせをする)

【将棋プレミアム】
https://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=c29d45f612444d02757dcddbd0c177ae

20180702g14時25分頃、図の局面を迎えました。後手が△6五歩と仕掛けましたが、互いに6筋に歩を打つ展開になっています。じっくりした戦いになりそうです。

Dsc_9771 (松尾八段、朝の表情)

Dsc_9783 (空を見上げる三浦九段)