カテゴリ「第31期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2018年11月 1日 (木)

本局の対局場となった鹿島神宮(かしまじんぐう)は、紀元前660年、神武天皇元年の創建と伝えられます。武道の神様である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」が祀られており、竜王戦は今回が初開催となります。

Kasima4(1634年、徳川頼房公が奉納したこの門は、日本三大楼門の一つに数えられる)
Kasima1(拝殿)Kasima2 (拝殿の奥には幣殿、石の間、本殿と続く。こちらは1619年に徳川秀忠公が奉納したと伝えられ、昨日、羽生竜王と広瀬八段が祈祷を行った)

Kasima3_2 (屋根の上にある×の形状のものは千木『ちぎ』と呼ばれ、神様と交信するためのもの。なお、先端が尖っているのは男性の神様を意味する)

15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。おやつは羽生竜王が鹿島立最中と緑茶、広瀬八段が極 マスカット大福と紅茶です。Photo_49 (羽生竜王注文の鹿島立最中と緑茶)

Photo_50 (広瀬八段は極 マスカット大福と紅茶を注文)

現地大盤解説会の様子を紹介します。

Photo_45(壇上には西尾明六段と本田小百合女流三段)

Photo_46(角換わりの戦いを解説中の西尾六段)Photo_47 (本田女流三段)Photo_48(大盤解説会は盛況だ)

13時59分、1時間39分の長考の末、広瀬八段が△6五歩と先攻しました。40

控室の中村修九段は▲6八飛の受けには△5九角のような強襲があるかもしれないと話しています。以下▲6九飛には△7七角成▲同金に△6六歩や△5八銀のような順で攻めていってどうか。7七銀が消えると一気に薄さが目立ってくるため、先手は慎重になる必要がある局面のようです。

Tyakusyu1(広瀬八段は長考の末に先攻した)

13時30分、対局が再開されました。

Photo_42(広瀬八段は13時25分に戻ってきた)Photo_43(席に戻ると、少しの間うつむく)

Saikai4(羽生竜王は13時28分に対局室に)

Photo_44(羽生竜王の眼光は鋭い)

Saikai5 (1日目午後の戦いが始まった)

12時30分、図の局面で広瀬八段が1時間9分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生竜王1時間36分、△広瀬八段1時間35分。昼食の注文は羽生竜王が「常陸牛ぼっかけ焼きそば」、広瀬八段が「常陸 牛めし重」。対局は13時30分に再開されます。

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Photo_33(羽生竜王注文の「常陸牛ぼっかけ焼きそば」。常陸牛の本スジが入っている)

Tyusyoku2

Tyuusyou3(広瀬八段注文の「常陸 牛めし重」こちらはスライスしたステーキ用の肉が使われている)

10時になり、両対局者に午前のおやつが出されました。おやつの注文は羽生竜王が「鹿嶋ろまん」と「ホットコーヒー」、広瀬八段が「鹿島立最中」と「緑茶」でした。

Oyatu2(羽生竜王注文の鹿嶋ろまんとホットコーヒー)

Oyatu1(広瀬八段注文の鹿島立最中と緑茶)